表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紅眼の魔導術師(エクソダス)  作者: Gave
VS 魔導術師(エクソダス)編
18/27

おかえり

クロノスはそのまま雪山を走り込み

一軒家に辿りついた。


コンとドアを叩きフードを被ると

「私だ。お前らに話そびれたことがあるから

家を探し出した。開けてくれないか?」

そういうとドアがゆっくり開いた。


第18話 おかえり


ドアからでてきたのは

「あ!この前アッドローム殺してる最中に

割り込んできた訳のわかんねぇやつ!!」

氷結の魔導術師(エクソダス)のガゼルだった。


クロノスはその言葉を無視して

家の中に入り込んだ。


「おい!お前いい加減そのフード外せよ!

てか名前教えてくれてもいいだろ?」

そう。クロノスは前回のアッドローム討伐の最中に

ガゼル達の元に入り込み一瞬で化け物を殺した

あのフード男である。


あのあとガゼルは名前を聞いたのだが

理由があり明かしていなかった。


「よいしょ、と。」

リビングに入ると大きいソファーがあったので

その上に横たわった。


ガゼルはのんびりリビングに入ってくると

ライとドロシーを呼んだ。

ライは砲撃の魔術師で

ドロシーは困惑の魔術師だ。


部屋に全員が集まるとクロノスは

身体を縦に起こして話を始めた。


「今、葬撃隊は例の魔術師殺しと対面したということで新たに彼をミストラルに呼び戻そうとしている。」


クロノスの言葉を信じることができず

ガゼルは疑問を提示した。


「まさかあいつを!?呼び戻して大丈夫なのか?」


「大丈夫だよ、問題ない。そして彼をミストラルに戻したら、葬撃隊はこちらに来ることになるだろう。

てことで出迎えてやれよ。じゃーな。」

そう言うとクロノスは立ち上がって

出口を目指して歩いていった。


その後ろを追いかけようとしたが

ガゼルは話を聞くことだけで精一杯だった。


「これで次の扉が完全に開いたな。」

一言呟くとクロノスはまた白い世界に身を消した。


一方グランたちは追放された者をミストラルに

呼び戻そうと軍の固定機で電話をかけていた。


「おう久しぶりだな!ーーーーあぁ。こっちも元気でやってるさ。ーーーーひとつ頼み事があってな連絡したんだけど、、、。ーーーえ?今来てくれんの?まじ!?さんきゅ!助かるぜ!!おう。んじゃまたすぐにな。」

ぷツンと電話を切るとグランは

アダムたちの元に向かった。


「グラン、あいつ何て言ってたの?」


「今すぐこっちにくるってさ。あと数秒したらくるだろ。、、お!やっほー!!」

グランは話している最中に手を振り始めた。

アダムが後ろを向くと

謎の黒い人が立っていた。


「うわぁぁぁ!!!!」

突然現れた黒い人に驚きアダムはグランの背中に

身を隠した。


「ふっ、グランと共にいた割には少しビビりやすくなったんじゃないんすか?」

アダムはそんなことない!と強そうなポーズをとるが

黒い人はそれをスルーした。


「相変わらずだな。お前の陽気さと影の力は。」

グランは仕方なさそうに話しかける。

アダムを完全に無視して。


「影の力は劣ったつもりなんかないっすよ。

毎日鍛えてたんすから。」

アダムの後ろに現れた黒い人は

影の力を有していて、尚且つ場所を特定すれば

瞬間移動もできてしまうという。

彼の攻撃スピードはグランが本気にならないと

かわすことができないほどというらしい。


「どうだかな。いつもお菓子ばっか食ってたんじゃないのか?カムイ??」

グランは笑いながら話を続けた。


「あは、、は。やっぱグラン透視能力でもあるんじゃないっすか?」

そう。こいつが今回グランがミストラルに呼び戻したかった相手。過去にミストラルを追放されたとする


幻影の魔導術師(エクソダス) カムイ・フィックス

選ばれし7(クライシス)の一員である。


「早速ひとつ頼まれて欲しい。いいか?」


「いいっすよ!グランの指示ならなんでも聞くっす!」

その言葉に安心したのか

グランはほっ。とため息をつくと用件を話した。


「しばらくカムイにミストラル赴任を指示する」


「、、、、え?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ