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白の存在

あなたにとって、白とはなんですか?

白は嫌いだ

汚れたのがすぐにわかるから

白は嫌いだ

色んな存在を許すから


白は虚無だ

だって何もないから

白は嘘つきだ

どんな色にもなれるから


存在する白をすべて塗りつぶしてやりたい

僕のこの言葉にできない感情で

塗りつぶしたところで気づくんだ

ああ、やっぱり染まっちゃうんだ って

僕は僕の色に変わらない存在が欲しい


白は好きだ

汚れなんて受け付けなさそうなその存在が

白は好きだ

どんな色とも馴染めるから


白は自由だ

誰にでも受け入れてもらえるから

白は光だ

きっと誰もがそう思ってる


存在する白すべてに聞いてみたい

僕の子の言葉にできない感情も

キミは受け入れてくれるのかい? って

聞いたところで答えはNoなのに

無駄な問いを繰り返すんだ


みんなは白は平等だっていうけど

僕は結局仲間はずれ

みんなは白は優しいっていうけど

その白さは僕に突き刺さって

ただ痛い


存在する白すべてを壊したら

僕も普通に溶け込める?

たった一人の異色が

たった一つの色の消滅で


ほら

溶け込んだ

私にとって白は、ただの眩しいだけの存在です。

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