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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

転生してハーレム作ろうとしたら捕まった

作者: 湯飲みの茶

「2007年11月2日13時26分…ストーカーの容疑で現行犯逮捕」


カシャ!!と手首に見た目よりか少し重い手錠が掛けられた…


俺自身、なんで捕まったのか分からない…


確かに女の子を追っていたのは事実…

だけどこの子ではない!!


俺はみなもと先輩を追っていたのであって、

こんなツル・ぷに・ぷにの体格の子なんて興味はねぇよ!!


源先輩はもっと豊かな人だ!!

こいつじゃねぇ!!


「何かの間違いです!!

こんな子に興味もてません!!」


「とりあえず事情聴取を警察署でするから、

親にも連絡するからね?」


「だから!!こんな幼児体型な奴は追わねぇって!!」


「君は自分がやったことが分かってんのか!!」


私服警官が声を荒げて怒鳴ってくるが…


やってないから分からないじゃないか…


「やってないのに分かる訳無いじゃないですか!!」


「とにかく署まで来てから話す」


グイッと肩を引っ張られ私服警官の車に乗せられた…


これが、俺こと、まとい品華しなかの人生初の逮捕である




警察署にて、取調室2と書かれた部屋に入れられた…


部屋は薄暗くなく、外の日の光で逆に明るく見えた…


俺の頭では、ここでふざけて、カツ丼が出てきたら嬉しいなと思うのだが、

そんな事は実際あり得なかったのである…


ここで、取り調べの注意を言っておこう…


取り調べを行う際、相手より上である事を相手に分からせる…

これが取り調べで最も重要なものだ


「で?お前はストーカーをしたのか?」


警察官の第一声がこれである

もちろん自分はしていないから否定する


「違います、やっていません」


出来るだけ強く否定した

やっていないと弱く言ってしまうとこちらが下手に回ってしまうからだ


警察官は少し迷い、こう言う…


「まぁ、あの女の子がお前の顔を見ていたんだ

今更そんなこと言っても意味は無いぞ?」


これは誘導だ…まぁ、やっていないから誘導しても意味はない…


「さっきも言いましたけどやっていません」


また強気に言う

そろそろ勘弁してほしい…


源先輩に追いつくため、一緒の図書館に行こうとしたのに台無しになったのだ

キレるぞ?


「…だからお前が」


そこまで言って警察官の無線に連絡が入ったのか、

部屋の隅に立ち上がり向かって行った…


「七松1了解です…」



警察官がそのまま俺に向かってきて突然手錠を外した…


「釈放だ、疑って悪かった

帰るときは受付に一声掛けて行きなさい

タクシーを用意させる」


それだけ言うと、警察官は黙って取調室を出た…





あれから少し経って、今はタクシーに乗っている


俺は窓の外の後ろに流れていく景色を眺めている…


ある時はビル、ある時はマンションや一軒家…

流れていく景色を見つめていく…


あの警察官はどうしたのだろうか…

まぁ、大体、真犯人が捕まったなどだろう…

あまり考えもせず窓の外を見つめていると


対向車線を走る車が目に入った…


それは偶然目に入った程度…

ただそれだけだったが…


後部座席にアイマスクをさせられている女の子が目に入った…


俺が逮捕されたときに見せられた写真の子が、

そこに縛られていたのである…


「運転手さん!!ここで降りる!!勘定は七松署で!!」


そう言い、無理矢理扉を開ける


あの黒い車は少し遠くまで行ってしまったが、

ナンバープレートを確認する…


とにかく、警察に連絡…




少し時間が経った…


今、俺は一軒家に居る…


目の前にはハサミか何かで服を切られ、

肌を晒している女の子と、息を荒げている2、30歳ぐらいの男性…


女の子の状態はかなり酷い…


秘所から出したらいけない物を流しているからだ…


ただ、まだセーフであった…

流しているのは女の子自身の物であり、

その隣に居る男の物ではない…

ただ、少なくても辱めていたのは現実だ…


女の子の足元には快楽を出す為の玩具が幾つも転がっており、

なおかつ、女の子は泣いているからだ…


とにかく、話し合いはもう必要以前の問題であった…


「お前!!どこから入って…」


何かされる前にダッシュで男に近づき、

柔道技の大外刈りを決める


男が倒れ、起きあがろうとするが、

それを許すわけもなく、

転がっていた玩具の堅いプラスチック部分で頭を叩く…


男の頭からは血が軽く出て、

床に敷いてあるカーペットが赤く染まった…


すると、男は耐えれなかったのか、

そのまま意識を閉じた…


上手く入ったらしい…


「おい、大丈夫か?

もう大丈夫だ、安心しろ」


女の子の身体を縛っていた縄をハサミでなんとか切り、

解いてやる…

きつく縛ってあったのか、

身体に縄の後が付いていた…


涙で濡れていたアイマスクと猿ぐつわを取ってあげた…


途端に泣き出す女の子…


俺は自分が着ていたパーカーを上にかぶせる…


ポンポンッと背中を叩き、落ち着かせているとバンッ!!と音と共に、警官達が入ってきた…


少し遅かったな…

そう思っていると…


カシャ!!と俺に手錠がかけられた…


「えっ?」


「2007年11月2日14時56分容疑者現行犯逮捕」


「えっ!?ちょっ!?」


現状をよく見てほしい…

何で俺が犯人になるんだ!!


「違うよ!!おにいちゃんは犯罪者じゃないよ!!」


その時、あの女の子が代わりに言ってくれた…


これで安心できる…


これで終わり…かと思いきや…


警官達がある一点を見ている


それは俺が犯人の頭を殴ったものだ…


よく考えてみる…


血が付いた大人の玩具

プラス

裸の女の子



Oh やべ~…


「くそっ!!遅かったか!!」


警官達がそろって苦い顔をする…


そして、女の子に対し、女の警官が涙を流しながら精一杯謝っている…


な、何とかしないと…!!


「それ!!こいつの血です!!」


警官達は皆、犯人を見る


その後、皆ホッと胸をなで下ろした…




パトカーの中、結果俺は事情聴取の為、パトカーに乗せられた…

しかし、それより驚くことがある


「おにいちゃ~ん♪」


女の子が隣にいることだ


女の子は女の警官が用意してくれた服を着ていた…

ペタペタ…スリスリ…


「ごめん…あんまペタペタ触らないで」


女の子は俺に言われても、俺を玩具の様に触っている…


「ぷに~♪」


楽しそうだな…

まぁ、良いや…





これが転生後の俺の物語…

この後、何回も警察に世話になるのは俺は知らない

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― 新着の感想 ―
[良い点] ただただ面白い。 [気になる点] 特になし。 [一言] ファンタジーと聞いて期待してきました。 確かにある意味でのファンタジーですね(笑) とても面白かったです。
2012/11/23 23:36 退会済み
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