〜出会い2〜
私は、ナオキのいる高校へ入学した。
けれど…1、2 日…1週間経ったけど、ナオキに会うことはなかった。2才も上だし、3年生だから…そんな簡単に会う訳ないかぁ〜
中学と違い、色々な所から人が集まっていて、そう簡単に会う訳ない…やはり高校は半端ない人数だから。
結局…私はナオキに会いたいために、この高校に来たんだろうか…?
すぐ会えると、かなりの期待をしながら、高校に来たんだろうか…?
会ったからといって、私はどうしたいんだろ?色々考えたりして…
そう思ってるうちに2週間近い経っていた。やっとナオキに会った。それも2年生のクラスの近くで…??
なぜ??
えっ??
まぁ〜偶然かな。
でも会う度、2年生のクラスにいる。そうして友達に聞いたトコロ…ナオキは、タブって(同じ学年をもう一度すること)いた。
3年生だと思っていた私は、かなり驚いた。だってまだ2年生なんだから。いやいや…一年多くいるから、何か必ずある訳ではないのに…私は何を期待してるんだろう…。
そうして…ナオキ自身がどんな人かを聞いてみた。かなり驚いた。ナオキが住んでいる地区では、かなりの有名人らしい。顔もなかなかだ。今で言うイケメン。頭の方もかなりイイらしい。だか、その反面、かなり悪いこともして来ているらしい。
だからと言って私には…と色々言い訳しながら、友達の話を聞いた。
結局…私は
「好きなんだ」と言うことに、気づかされた。
ナオキには、最近だか彼女が出来たと言う。しかも…私は知っている。その彼女は、私の中学の先輩だった。私には2才上の姉がいる。友達でもあるから、彼女に会う度…姉のこと聞かれ、その横でいつもナオキは笑っていた。
それがとてもイヤで、とても苦しくて、悲しかった。
だから、やっと気づいた。ナオキを好きなんだと…。