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第14話 『ピコン!』新スキルと――魔物のタマゴ⁈

今週は2話を更新です。よろしくお願いします!


未熟な点も多く、文章や設定に至らないところがあるかもしれませんが、温かい目で見守っていただけると幸いです。

リオは、初めて地下3階へと足を踏み入れた――足元から冷たい空気が這い上がって来る。


そっと腰の小さなポーチに手を伸ばし、昨日ギルドで買った簡単なダンジョンのマップを取り出してみる。


「たしか、これを持ってると、ちょっとは役に立つって言われたんだよね……」


つぶやきながら、そっとマップに指を添えた瞬間――


「ピコン!」


頭の奥で、再び電子音が鳴り響いた。


《鑑定スキルのレベルが6に上がりました》

《新スキル:マップ鑑定》


「……マップ鑑定? また、よくわからないスキルが増えたなぁ」


不思議そうに目を瞬かせた次の瞬間、紙の地図がまるで立体の図面になって脳裏へ流れ込んでくる。


(……あ、これ……今いる場所が、ちゃんと地図に重なって見える……!)


初めての階層なのに、どこに行けばいいのかが直感で理解できる。

心臓がひときわ大きく跳ねた。


「ここを左に行けば通路……あっちは行き止まりっぽい……。これ、すごく便利かも!」


リオは胸を弾ませながら、迷いのない足取りで奥へと進んでいく――


♢♦︎♢♦︎♢


ふと、壁の一角に微かな違和感を覚え、自然と壁に手を当て指先を滑らせる。


「あれ……この感じ、なんだか前にもあったような……」


以前覚えた、リオの鑑定スキルの《隠し部屋鑑定》が発動していた――



「うーん……ここ、やっぱり変な感触がする。もしかして……また隠し扉?」



実は、この隠し扉には、解除が非常に難しい罠が仕掛けられていた――失敗すれば、毒矢や落とし穴が容赦なく襲いかかってくる。


普通の冒険者なら、まず気づくことすらできず、運良く見つけても命を落としかねない危険な仕掛けだった――



……だが、



――ガチャリ。



「……え、開いちゃった? ……こんなに簡単に……」


リオは不思議そうに首をかしげる。その危険性を知ることもなく――。


静かに壁が横へとずれていき、薄暗い空間が目の前に現れる。


「やっぱり……隠し部屋だ!」



部屋の中央には、ひときわ目立つ光を放つ“大きなタマゴ”が、ひとつだけぽつんと置かれていた。


「えっ……これ……魔物のタマゴ⁈」


リオは思わず声をあげ、目をぱちくりさせる。


「これ……食べられるのかな……。いや、さすがに無理だよね……」


小さく苦笑しながらも、視線をタマゴから離せない。


「どうしよう……ギルドに持って帰っていいんだよね?

勝手に持って帰って、怒られたりしないかな……」


不安げに呟きながら、リオはそっとタマゴを布で包む。


両腕で大事そうに抱え、慎重に持ち上げると決意を込めた表情を浮かべた。


「よし。割らないように気をつけよう……。

これ、ミナに見せたらきっとびっくりするだろうな……!」


そうつぶやいて、リオは慎重に隠し部屋を後にする。


帰り道も、マップ鑑定のおかげで迷うことは一度もなかった。


リオは鼻歌まじりで、まるで散歩でも楽しむかのように軽やかにダンジョンを戻っていった……

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