やさしさフリーに
潮風は心地よく、
口ずさんだ音がすぐにメロディとなって連なっていく
こんな場所なら
ひとりで来た今日のこれからを
楽しんでいられそう
メロディ
その中にわたしの思いを歌詞にして入れてみたら
あなたには、どんなふうに聞こえるんだろう・・
耳に手を添えて
あなたの声の届く場所を確かめながら
歩く速度も知らない間に
速くなってく
聞こえてきたとき、
それはうれしくて立ち止まって涙をこらえてみる
聞こえないときは・・・
またそのときに考えようかな
手紙を待つように
何日かあとに楽しみをとっておくことができたなら
迷わず、わたしはそうしてみる
「やさしさ」をフリーのままにしないで
いつかのために
とっておこう
今日のために
準備しておいた「やさしさ」は
そのままにしておいて