出会い
················································································································
【無名のダンジョン】(名前を設定してください)
【機能】
拡張
召喚
編集
【ポイント】
1000p
【階層】
1階層
洞窟
【モンスター】
················································································································
「なんだこれ」
全くもって意味が分からない物がでてきた。
ダンジョン?ゲームでしか見た事がない単語がそこには並んでいた。
でもダンジョンなのにモンスターは居ない、ましてやゲームの世界に入り込むなど現代科学じゃ出来ない·····ならばここはどこなんだろうか。
「本当になんだろうこれ·····ていうかここは何処なのよ!」
叫んでみても洞窟内に響くだけだった。
先程から洞窟、洞窟だと言っているが、このクリスタルを調べる前に1回外に出たのだけれど、見渡す限り木、木、木、崖である·····
とりあえず、生きる為には水と食料が必要なので探しに行くことにした。
················································································································
歩いても歩いても森ばかりでなにもない。
少し歩けば川でもあるかと思ったがそんなに甘くなかった·····
しばらく森の中を歩いていると人影を見つけた。
よっしゃ!第1村人発見!あの人に色々聞こう。
「おーいそこの人!」
声をかけると驚いてこちらを見た、
「え?誰?」
「あぁすいません。俺は黒須 多久という者です。
この場所が何処か聞きたいのですが·····」
「そんなものこちらが聞きたいわよ·····」
「え?」
「私は那須 早織気が付いたらこの近くの洞窟にいたのよ。周りには森しかないし、モンスターすらもいないダンジョンしかないのよ·····ダンジョンなんてゲームにしか無かったからもう意味がわからない!」
彼女はそういうが那須 早織などクラスにもいないしましてや学校で見た事もない·····ん?那須 早織?そういえば、朝のテレビで行方不明になった人の名前と瓜二つだ
「もしかして○○県○○市に住んでた?」
「な、なんでわかるのよ」
「今日の朝のニュースで行方不明になってたぞ」
「え、マジ?」
「マジ」
「そんなぁ」
「まぁ多分今頃俺も行方不明扱いだろうなぁ」
「帰らなきゃ!」
「どうやって?」
「わからない」
「とりあえず最低限生きていけるだけの物を揃えよう」
「OK」
あ、そうだ彼女にもあのことを教えてあげよう。
「ねぇ」
「何よ」
「ステータスと言ってみ?ゲームみたいにステータス画面が出てくるから」
「え?何それ本当にゲームみたいじゃん」
「とりあえずやってみ?」
「ステータス!」
何も出ない·····あれ?おかしいな
「うわっなんか出た!」
「あれ?出たの?俺には見えないんだけど·····」
不思議に思い、俺もステータスと言ってみた
「ステータス!」
やっぱり透明な板がでてくる。色々書かれているところを見ると、下の方に開示と書いてあった。
その開示を押すとガラスのようななにかに書かれたカードがでてきた。
「あ、出来た」
「え?それがあなたのステータス?私のも見せたいのだけれどもどうやるの?」
「下の開示ってところを押すとできるぞ」
那須さんが空中で何かを押す操作をした瞬間、自分のと同じ感じのカードがでてきた。
うーん口調が難しいなぁ
登場人物紹介!
【黒須 多久】
高校生
趣味はラノベ
【那須 早織】
こちらも高校生
趣味はゲーム