The 森
2人目が出てくるよ!
空?さっきまで真っ黒な空間にいたはずだ。
立ち上がり周りを見渡すと、木、木、木、木、木しかない·····という事はここは森か?
あの黒い空間·····恐らくあそこから落ちたのだろう。
ここまで考えたら、ラノベ好きが思い立つのは1つ、ここが異世界であることだ。
·····ん?異世界?ここが異世界ならあれ試してみる価値がありそうだ。
え?何をだって?
もちろん剣と魔法の世界に行ったらなみんなこうするであろう定番のあれだ。
·····誰に説明してんだか
何だか悲しくなってきたので早速試してみよう。
「ステータス!」
その言葉を発した瞬間!なんと!なんと!ステータスが書かれた透明な板が出てきたのだ!
「おぉマジか本当に出やがった·····」
そこにはこう書かれていた。
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【名前】 黒須 多久
【種族】 人間
【レベル】 1
【魔法】
全属性
【スキル】
(固有スキル)
スライム軍団
箱庭世界
変身
(スキル)
異世界言語(ex)
全属性(ex)
魔力操作(1)
鑑定(ex)
【称号】
統率者
異世界の落し物
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·····完全に魔法職だこれ
けれども地球じゃ使えなかったものにテンションはMAXである。
魔法が使えるのなら魔法を撃ってみよう!
そう考えて、手を前に出し、大声で
「ファイヤーボール!」
·····シーン
凄い恥ずかしい。何も出なかった。少し冷静になった頭で考えてみる。
確か、昨日読んでいたラノベでは、魔法はイメージだと言っていた。確か魔力を感じとって·····魔力を感じ取るとはなんぞ?
目を瞑り、何かあるか探してみる。
何かがあった、言葉じゃ形容し難い、暖かい何かがあった。これが魔力だろうか·····動かせるかやってみる。少しやってみていたら動いた!
ならこれを手の方へ動かし、丸い火が飛んでゆくイメージをして、
「ファイヤーボール!」
ボッ!
半径10センチくらいの丸い火が飛んでいき木に当たった。
·····あ、やばくね?少し木を見ていたが燃える様子はない。
「あっぶねぇなんで森で火の魔法を使ったんだか·····」
これからは気をつけよう。
とりあえずこの先をどうするか考えることにした。
ここは鬱蒼とした森の中、そして異世界なら魔物とかもいるだろう。なんで教室から真っ黒な空間を経由してこんなとこにいるかは、全く検討もつかないが当面の目標は生きることである。
そう!最低限生きれる環境を作り、そこから地球に帰る方法を探そう·····
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あ〜もう最悪!
トラックに跳ねられと思えばこんな薄暗い洞窟にいるし
この変なクリスタルは宙に浮いてるし
全くもって意味が分からない·····
こんな所で愚痴を履いていても何も進まない!
とりあえずクリスタルを調べて帰る手立てを考えるのよ!
·····でも、何かあっても怖いから、クリスタルを触らぬように見てみたけど何も分からない·····
ええい!こうなりゃ意地よ!女は度胸よ!
どうにでもなれ!
ピカッ!
「キャ!」
クリスタルに手で触れた瞬間クリスタルが光り出した。
それが収まり目の前を見ると
「なにこれ」
目の前に何やら色々書かれた透明な板があった。
To Be Continued
書くの疲れた
orz