表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/58

5.王太子殿下がお越しになりました

ご覧頂きありがとうございます!!


最低でも、1日1回は更新したいと思いますので宜しくお願いします☆

王宮へと報告に行く前に、事前にケインが王宮へ国王と王太子殿下宛に婚約取り消しについての内容を記した手紙を出していた。


手紙を出した翌日…

マリリンは、朝から支度に追われていた。

婚約取り消しの件で、ケインと母のアイリーンと共に王宮へと足を運ぶ予定であった。


マリリンの部屋では、カミラがせっせとマリリンの身の回りの支度に励んでいた。

支度をしていると、廊下を誰かが急ぎ走ってくる音がした。


「?何かしら……?」


マリリンが、音を聞きボソッと呟くとと同時にマリリンの部屋の扉が開いた。


扉が開くとそこに居たのは、血相を変えて走ってきたと思われるキースだった。


「キース様、ノックもなしにいきなりレディのお部屋に入られるなど…」


カミラが、ノックもなしに突然部屋の扉を勢いよく開けたキースに苦言した。


「えっ?あぁ…すまない…急を要するのでな…」


キースは、カミラへ謝りマリリン言った。


「マリリン…落ち着いて聞いておくれ…先程、ここへ殿下がおいでにになったのだ…マリリンと話をしたいそうなので、支度をしている途中で悪いが急ぎ応接室へと来てもらえるかい?」


キースは、どこかげっそりとした様にも見える表情でマリリンへ伝えた。


「えっ?王太子殿下がでございますか?わっ…分かりました…急ぎ応接室へとまいりますわ。」


マリリンは、リードが来たことにとても驚いたが一先ずリードを待たせるわけにはいかないと思いキースに返事をした。


そして、マリリンは急ぎ応接室へと向かったのだった。


(なぜ、ここへリード様が?わざわざ出向かれなくてもこちらから王宮へ行くとこでしたのに…はっ、もしかしたら婚約取り消しになる事でルカ様との関係を終わらせなくて済むから少しでも早く話を成立させたくて、わざわざ足を運ばれたのかしら…そうね…そうに違いないわ。)


マリリンは、応接室に向かっている最中に何故リードが突然公爵邸へと訪れたのかを不思議に思いそんな事を考えていた。


マリリンは、応接室の前へと到着した。


(この扉の向こうには、あのリード様がいらっしゃるのね…漫画越しに見たあのリード様が…いざ、自分の推しに会うと思うと緊張してきましたわ…彼秘♡のリード様そのものなのかしら…わたくし、リード様を見て鼻血など出さないかしら…心配になってきたわ…でも、そんな事を考えるより今はこの時をもってリード様の幸せを守る為に、まずはしっかりと婚約取り消しを成立させなくてはですね。よしっ。)


マリリンは、応接室の扉をノックする前に自分に言い聞かせた。

そして、いざ応接室の扉をノックした。


コンコンッ。。


マリリンが、扉をノックすると中から


「どうぞ…」


と声がした。


そして、マリリンは「失礼します」と言って扉を開け応接室の中へと入ったのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ