32.何故か三人で薬草を摘む事になりました
馬車が到着した先は、ストラム公爵家の領地だった。
マリリンが、調べたところ何と採取したいと思っていた薬草がストラム公爵家の領地に生えている事がわかったのだった。
「ここが、ストラム公爵家の領地か…自然がとても豊かなところだね…荒れない様にきちんと管理してある様だね。」
リードが、領地に到着し回りを見渡し言った。
「はい。ここは本当に自然が豊かな場所ですので、わたくしも幼い頃からこの場所が大好きでございます。お父様とお母様がきちんと管理して下さってますのでこうして急に訪れても問題ないのでございます。」
マリリンは、嬉しそうに微笑みながらリードへ言った。
「そうか…それは良きことだね。それで…マリリンが採る薬草はどこに生えているのかな?」
リードが、微笑みながらマリリンへ尋ねた。
「あちらでございます。あちらに見えます大きな木の辺りに生えている様です。」
マリリンが、大きな木の方を指差しリードへ言った。
そして…マリリン、リード、ルカは木の方へと歩き向かった。
木に近づくと、マリリンが薬草を発見した。
「リード様、ルカ様ありました。あそこに生えているのが、わたくしが探していた薬草でございます。思ったより沢山生えているみたいです。お父様の許可を得てますのでここに生えてる分だけ採りますね。リード様とルカ様はあちにベンチがありますので、そちらへお座りになられていて下さいませ。」
マリリンは、薬草を見つけて目を輝かせてリードとルカに言った。
「いや、私もマリリンと共に薬草を摘もうと思っていたから良ければ摘み方を教えてくれるかい?」
リードは、微笑みながらマリリンへ尋ねた。
「えっ…リード様もお摘みになられるのですか?!ですが…リード様がお疲れになってしまわれますし…万が一お怪我でもされたら大変ですので…」
マリリンは、リードの予想外の言葉に驚きつつ言った。
「大丈夫だよ。私は体力には自信があるしね。それに…王太子なら色々な経験をする事も大切な事だとは思わないかい?こんな経験、マリリンでなければ経験できない事だからね。せっかくの機会を泣く泣く逃したくはないのだよ。」
リードは、微笑みながらマリリンへと言った。
「ん〜……分かりました…では、リード様もわたくしと一緒に薬草摘みましょう。ですが…疲れたと感じましたらすぐに休息を取って下さいね?ルカ様はどうなさいますかん?」
マリリンは、悩んだ末にリードに言いルカにも尋ねた。
「ありがとう、マリリン。そう言って貰えると助かるよ。疲れを感じたらマリリンの言うとおりに休むことにするよ。」
リードは、笑顔でマリリンへと言った。
「私も、薬草を摘む事にするよ。リードがやるのに私がやらない訳にはいかないからな。」
ルカも、マリリンへと言った。
「わかりました。それではお二人共に今からわたくしが薬草をどの様に摘むのか摘んでみせますので、見ていて下さいね」
マリリンは、リードとルカに言った。
そして、マリリンは薬草が生えている場所に足を踏み入れた。
「よろしいですか?この様に薬草の根元を持って頂き、少し右へとひねって頂きそのまま抜いてください。根元から抜くことで薬草の持ちも鮮度も変わってきますので。こちらの薬草は根も上手く活用したらお茶として飲めますので…以上の事に注意して頂けると助かります。簡単な説明になってしまいましたがお解り頂けましたか?」
マリリンは、リードとルカに簡単にだが説明をした。
「あぁ。わかりやすかったよ。ありがとう。マリリンの言った事に気をつけて摘むようにするよ。」
リードは、優しくマリリンへ応えた。
「私も、マリリン嬢の言ったことを気をつけながら摘むとするよ。」
ルカも、マリリンへ応えた。
「ふふ…お二人共さすがですわね。ご理解が早いのですね。それでは、薬草を摘んでいきましょう。摘んだ薬草はこちらのかごへとお入れ下さいね。」
マリリンが、くすくすと微笑みながらリードとルカへと言いながら二人へかごを手渡した。
そして、三人は薬草を摘み始めたのだった。
※誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
助かっております。




