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2.婚約回避の為の行動開始

マリリンは、リード王太子との婚約をなかった事にしてもらう為に色々と考えをまとめて行動を開始した。


まず、手始めにマリリンは父である公爵・ケインに話をしようと、ケインの執務室へと向かったのであった。


マリリンが、ケインの執務室へ訪れるとそこには兄である、時期公爵のキースが居たのだった。


「あらっ…お兄様もこちらへいらしたのですか?」


マリリンは、キース尋ねた。


「あぁ。父上と昨日お受けした、殿下とマリリンの婚約についての話をしていたところなんだよ。」


キースは、笑顔で応えた。


実は…マリリンはこの兄であるキースについて不思議に思っているがあった。

彼秘♡のマリリンは、一人っ子だった。

彼秘♡内で父であるケインは、大切な一人娘であるマリリンと王太子の結婚を大層喜んでいたのだ。


しかし、この世界のマリリンには兄・キースだけではなく弟・アースも居たのだ。



(この世界の私には、兄も弟もいるけれど、彼秘♡のマリリンには本当は兄弟がいたのかしら…いいえ…やはりいなかったわね…この世界は彼秘♡の世界と同じなのに微妙に違うところもあるのかしら…だけど兄や弟がいたとしても問題はなさそうだしこのまま婚約をなかった事にしてみせるわ。)


マリリンは、前世で読んでいた漫画と今のこの世界では原作通りではないのかと不思議に思っていた。


「マリリンは、父上に何か用があるのではないのかい?」


考え事をしていたマリリンに、キースが優しく尋ねた。


「あっ…はい…お話があるので伺わせていただきました…あの…実は…申し上げにくいのですが、王太子殿下との婚約をなかった事にして頂きたいのです…」


マリリンは、申し訳なさそうに気まずそうに言った。


「「何だって?!」」


マリリンの話を聞いて、ケインとキースは同時に驚いて言った。


「驚かせてしまい申し訳ありません…」


マリリンは、物凄く驚いている二人に申し訳ないと思いながらも言った。


「いや…私も大きな声を出して悪かったね…昨日の婚約の話を受けたばかりだったから少し驚いてしまったんだよ…」


ケインは、苦笑いしながらマリリンへ言った。

隣にいるキースも苦笑いをしていた。


「驚かせてしまう事は、重々承知していたのですが…よく考えて出して応えなのです…」


マリリンは、本当に申し訳ない表現で応えた。


(お父様…ごめんなさい…お父様は、あれほどわたくしとリード様の婚約を喜ばれてましたものね…ですが…この婚約はどうしてもなかった事にしなければならないのです…リード様の幸せの為なのです…)


マリリン、心の中で自分に言い聞かせるように考えていた…


「……理由を聞かせて貰ってもいいかな?」


ケインは、マリリンへ尋ねた。


(絶対に、そう聞かれると思ってちゃんとそれなりの理由も用意しておいて良かったわ…)


マリリンは、そんな事を思いながら話始めた。


「はい。実は、わたくし…ある事を勉強したいと思っています。ある事とは、化学肥料に頼らず水、太陽など自然の恵みを活かし有機野菜を栽培したりその他に植物を栽培して肌に良いものを作るための勉強をしたいと思っております…その様な事を学ぶには婚約などしてしまえば無理なのでございます…」


マリリンは、自分の意思が伝わる様に真剣な顔でケインとキースに話をした。

それを、聞いた二人は鳩に豆鉄砲でも喰らわされた様な顔をしいていた。


「それが、婚約をなかった事にしたい理由…なのかい?」


ケインは、顔を引き攣らせた様な表情でマリリンに尋ねた。


「はい。理由の一つではあります…ですが…最大の理由を言うのであれば…この婚約で王太子殿下が幸せになれるとは思えませんし、会ったこともないこんな見た目も冴えない令嬢との政略的な婚約などよくありませんわ…」


マリリンは、真剣な眼差しで言った。


(よし!言ったわ!言ってやったわ。どの言葉も本心からの言葉だもの。本当に、私はオーガニックの勉強をこの世界でもしてみたいし、こんな婚約をしたら誰も幸せにはなれないですもの。私の気持ちが伝わったはずだわ…)


マリリンは、ハッキリと二人へ言った自分自身を褒めていたのだった。


すると、兄のキースから思っていたのと違う言葉が返ってきたのだった…


「会ったこともない令嬢……?アハハハ…えぇっと……マリリンは殿下とお会いした事なかったかな?」


キースは、顔を引きつらせて苦笑いでマリリンへ尋ねた。


(え?何この反応?え?私の言い分を聞いてわかった…となるのではなかったの?それに…リード様と会ったのは彼秘♡の世界でだけだけど…お兄様は、私達が会ったことがあると勘違いされてるのかしら…この世界ではお会いした事などないのに…)


マリリンは、キースの言葉に???になりながら考えていた。


「はい……?はい…。殿下とはお会いした事はございませんが…わたくしとどなたかを勘違いなされているのでは……?」


マリリンは、キースに言った。


(んー…本当にリード様にはお会いした事はないのだけれど…彼秘♡のマリリンは既に十五歳の状態で話に出てきたから十五歳以前のマリリンに関しての情報が一切ないわ…これは、予想外の事だわ…)


マリリンは、そう思いながらも考えていたのだった………

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