街のあるところで
夕日みたいな朝焼けを想像したことがある?
夜になると、蛍がたくさん点滅するビルの
てっぺんをみていると
一瞬の落ち着きと
おさまらない不安とが入り混じる
ため息と自分らしくたない言葉
こんなふうに話すから
『何かあったの?』と君に言われそう
街の景色がひと休みするのは
いったい、どんなときなんだろう
多くの人は
休むことはないだろうね・・と言うだろう
じつはボクもそう思っている
オレンジの明かりはこころあたたまる
真っ白な明かりは
冷静さを取り戻してくれて
さっきの蛍の赤い明かりは
これからの恋の発展を予感させる
キミの言葉が足りないぶん
訳ありの恋は
ボクを現実へと
引き込こんでゆく
あした朝、見られる景色は
キミもびっくりすることだろう
今夜、こみあげる胸のときめきなんかを
すべて差し引いてみても
朝焼けに
ビルのてっぺんあたりが赤く染まり
キャンドルのように映る
お互い、背の違うキャンドルに
励まされたりする
これからのこと
見失わないように
どんな気持ちでいたって
きっと誰かが見てくれているから
きっと応援してくれるから
その一人として
ボクが立候補する
キミがキャンドルをみる前に