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幼馴染が初恋でした。  作者: おみおみ
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楠なつみの毎朝

登場人物紹介。


「楠なつみ」

ー主人公。クラスで5番目くらいには人気ある系の女の子。

「柊そうた」

ー楠なつみの幼馴染の男の子。なんでもこなせてしまう、いわゆるモテるやつ。恋人がいるが、なつみとは幼馴染のため、よく話しかけることが多い。

「松あかり」

ー柊そうたの彼女。同じ高校の同い年。シンプルに可愛い、The女の子。周りの男子からの人気も高く、コミュ力も高い。



楠なつみにとって、いつもがいつもではなくなった瞬間はある。



彼女とは学校で普通に話す関係。

普通に話す関係とは一体どういう関係か抽象的すぎる。

簡単に言うと、下校の時駅までたまたま一緒に帰ることになっても途切れない程度に話せるくらいの関係だ。

帰り道に話したこともあり、学校では「やっほー」と挨拶する程度には仲がいい。その彼女とは「松あかり」のことだ。あかりちゃんと呼ぶ間柄になるまではそう長くない、、、



あかりちゃんは、幼馴染の「柊そうた」の彼女だからだ。そして、問題は私がそうたのことを気になっているということ。

何故、幼馴染の彼が気になっているかというと、「あれはたしか、、、」なんて回想できるほど綺麗な思い出はない。

小さい頃からいつも一緒に遊んで、親同士が知り合いで、家族と言ってもいいほどに色んな相談をしてはされてと一緒にいたことから、なんでも話せる関係をきずけている。

もしも、私が男なら確実に親友になっていた自信に胸を張れる。張れるだけの胸があるかと言われると、そこそこにはある。



毎日、顔を合わせているうちに少しずつそうたのことを異性として意識するようになってしまっていた。ちなみに、私は過去に異性との交際経験はない。

自分で言うのもなんだが、そんなに悪い容姿はしていない。身長は155センチ、体型も痩せすぎず太り過ぎずとちょうどお手ごろ、胸もそこそこにある。性格も明るめで面倒見はいい方。家事炊事洗濯と一通りこなせる良物件。

唯一、欠点を挙げるとすれば人より少し抜けているらしい。そんな物件に目もくれないのが柊そうた、私の幼馴染である。



そんな彼、そうたは全く私に興味がなさそう。いや、男の子だから一応興味はあるけど幼馴染という関係が邪魔をして当たり障りのない距離感を保っているのだと思う。

飲み物の関節キスは当たり前、食べかけのパンも普通にかじる。どこかへいきたい時に普通に手をとってくる。そうたを異性として意識している私としては困りもの。そんな叶いそうで叶わない恋を煩いながら、今日も幼馴染の彼と一緒に登校しているのだった。




「おはよ!なつ!」


私の日常はここから始まる。というか、なんか最近はいつもこの定型文を聞いている気がする。パソコンのショートカットキーに登録してあるように感じてしまうくらいいつも通り。


「おはよう、そうた」


幼馴染みだから、当然名前を呼び捨てにする。これは私にとっては当たり前。でも、学校に行けば当たり前ではなくなってしまう。そんな理由は言うまでもない。そうたは学校一のイケメンだからだ。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、それでいて人当たりも良く周り人たちから絶大な信頼を得ている、いわゆる漫画に出てくるようなハイスペック幼馴染が柊そうた。

大抵、こういうハイスペックな設定のあるイケメンには裏側の顔があって、支配欲全開というのが定番だがそうたは違う。そういうった裏の顔のない、健全なハイスペック男の子。羨ましがられることは多いけど、疎ましいとか、妬んだりされるようなことは一切ない。

そんな男の子のことを呼び捨てで読んでいるのも私くらいだ。この「呼び捨て」が周りの女子にはよく思われていないらしく、学校の中ではそうた君と呼ばないと自分の身が危うい。


「ん?なつ、髪の毛になんかついてる」

「え?どこに?」

「まって、じっとしてて」

「うん、、、」

「、、、よしっ!取れた!」

「ありがとう、そうた」

「相変わらずそういう抜けたところは変わらないよな〜なつって」

「うるさいなぁ。そういうそうただって変わってないじゃん。ズボンのチャック開いてるよ?」

「え!?まじ!?、、、ん?ちゃんと閉まって、、、」

「嘘に決まってるじゃん。すぐ引っかかるところが変わらないってこと」

「、、、なつのそーいういじわるなところも変わんねぇな。ま、俺はこーいうやり取りも好きだけどな。」

「私は普通かなー。」

「何恥ずかしがってんだよ。ま、それもなつっぽさなんだろうけどー」


と、いつも通りの朝を迎えのだが、私としてはあまり清々しくはない。そうたと学校へ向かうまでの間にはヤツが必ず待ち伏せている、、、


「そうた〜、おっはよ〜。」


松あかりだ。不幸にもそうたの家からあかりちゃんと家まではそう遠くない。歩いて20分くらいの距離だ。

そうたに惚れているのだから、距離なんて感じないのだろう。


「おはよう、あかり。」

「昨日の〇✕番組見た〜?なんか最近はこーいうのが流行ってるんだって〜」


とか言いながら、スマートフォンに顔を近づけて2人で画面を見ている。

毎朝、この見せつけられているかのような感覚を味わってから学校へ登校するのが、私の一日の始まりである。




最後まで読んで頂きありがとうございます!

おみおみと申します!

投稿を頑張って、少しでも皆さんの暇を潰せるくらいにはなれたらと思ってます!


小説を書いた経験が少ないので、ビシバシ評価を頂けると有難いです!

ただ、作品の内容は自分の自己満足で書くものなので、自分らしく書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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