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百合彼女はお好きですか  作者: 綾小路夏彦
6/14

結果

小テスト当日。

かず美は小テストの問題を全て解き、暇なので窓から外の景色を見ていた。

かず美はゆめ子のことを考えていた。

ゆめ子と光目。

光目が勝つのは目に見えている。

ゆめ子が勝つ確率はゼロに近い。

入試テストの二人の順位を見たら絶望する。

光目が138位。ゆめ子が150位。

ゆめ子は1年生の中で一番頭が悪いのだ。

かず美はため息をつく。

小テストが終わり、小テストが帰ってきた。

放課後。

古川と光目とゆめ子とかず美で一年一組の教室に集まっていた。

「さてさっそく点数を見せてもらうか」

二人はテストの点数を見せる。

百点満点中、光目は17点だった。

ゆめ子は………9点だった。

「あははははは。やはり僕の教え子のほうが上だったようだね!!!!!」

古川が高らかに笑う。

ゆめ子は何も言わず教室を出ていった。

かず美はゆめ子を追いかける。

見つけた。

校舎裏にいた。

「ゆめ子。どうしたどこかに行くの?」

私が話しかけながら、ゆめ子の顔を見ると、泣いていた。

かず美は驚いた。

ゆめ子は、制服の袖で涙を拭き喋り始めた。

「悔しい……!負けたのが悔しい!!」

意外と子供っぽい理由だった。

「私が勝たせてあげる」

「へっ?」

「ほら、一期一会に行って勉強するわよ。今日はいつも以上にしごいてあげるから覚悟しなさいよ」

かず美はそれだけ言って、一期一会に向かい歩き始めた。

ゆめ子は黙って、かず美の後をついていく。

ゆめ子はどう思っているかわからないが、かず美はいつもより友情が深くなったんじゃないかと思った。

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