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セレナのやらかしたことで大問題が...

 「....と言うわけで中々たいへ....」



 すぱん!!



 ドヤ顔を決め、胸を張っていたバカの子...もといセレナの頭に一発チョップを喰らわす。


 コノヤロウ...余計に面倒にしてきやがったやんけ!


 <...凄い!僕は感動に震えてるよ!!こんなにおもし...凄い逸材が君以外に居るなんて!!その上、これでヴァルキリーなんだよ!...僕は感動で死んでしまいそうだ...>


 おう!そのまま笑い死ねやこのスカタンがぁ!!


 戻ってきたセレナの報告を聞いて頭を抱える。


 元リヴァイア領の役所の件やアルフェール家の事は...まあ良しとしよう。


 ファメルテウス王国の城を異空間に隔離してきたって一体なんだよ!?明らかにやりすぎだろ!!


 「良くやったわセレナ。褒めてあげるわ。」


 ヴァランティーヌが茶を飲みながらセレナの頭を撫でてニコニコと笑みを浮かべている。


 はぁ、コイツ等マジで...


 「取り敢えず城に掛けた隔離魔法を解除しやがれ。」


 「え!?結構疲れたんですよ!あの魔法を使うの!!」


 「い・い・か・ら・解除しような、セレナァーーー!!!!」


 セレナの頭を掴みながら笑顔でセレナを脅す。


 「あっ、はい。」


 セレナに魔法を解除させたので今頃城は元に戻ってるだろう。


 さて...これからどうなることやら。


 ワイナールに手紙で今回の事を報告しとくか...。



 ワイナールにセレナが破壊活動をやらかした事をハピニュイア運送で手紙を出すと次の日に呼び出しをくらった。


 主犯を連れて首都の城に行くとワイナールが硬い表情で俺に現在のファメルテウス王国の状況を教えてくれた。


 「....と言うわけで今回の事がきっかけで元リヴァイア領の人間達がレジスタンスになり、革命を起こそうと動いているためこれから軽い内乱状態になりそうです。」


 「おいおい!何でそうなるんだよ!!状況が悪化してんじゃねえかよ!どう言う経緯でそんな泥沼化したんだ!?」


 詳しく話を聞くと元々潜在的に不満を持っている奴らが細々と活動していたらしい。


 その不満を持つ連中が俺の居なくなった元リヴァイア領に潜伏していたようだ。


 確かに俺が居なくなった為に元リヴァイア領は国の上層部に不満を抱いた人間が爆発的に増えていたのでレジスタンス活動の隠れ蓑や仲間集めにうってつけだからな。


 「でっ、どうする?」


 「...うーん、他国の事ですし...放置かな?ああ、基本的に難民の引き受けは出来ません。この国はファメルテウス王国よりも規模が小さい国なのでとてもでは無いですが支えきれない。」


 「....まあ、そうだろうな。」


 俺としても元リヴァイア領の領民を助けてやりたいが...現領民を蔑ろにするような事は出来ないからな。


 全てを引き受ける事が出来ないのなら後々禍根が出来ないように受け入れない方が懸命だ。


 「ああそうだ。アルフェール家の屋敷が爆破された件ですがどうやら死人は出ていない様ですが借金取りに追われている様です。抵当に入ってた屋敷が無くなったのだから当然ですよね。」


 「ああ、その話か。エミリアとエリュセルにセレナの話を聞かせると呆れ果ててたからな。二人とも実家を見捨てる決心が完全についたようだぞ。」


 「それが良いでしょうね。」


 ワイナールの侍女がいれてくれた茶を飲む。


 「まああれだ。今回、セレナが暴れてくれて結果的に良かったかもな。色々こっちも吹っ切る事が出来たし....ファメルテウス王国の人間もバカなトップと闘う道を選んだ方が良いかもしれねえな。暫くは混乱するだろうがあの国の貴族共は一般市民に駆逐された方が良いと俺は思うぜ。」


 「フォルティーナ様もそう思いますか!私もそう思ったからこその行動です!!」


 コノヤロウ、全然反省してやがらねえな!


 「あー、セレナ。お前、ファメルテウス王国に出張だ。諜報活動とレジスタンスの手伝いに行って来いや!!」


 「え!?...マジですか?」


 「おう、マジだ。ワイナール!コイツ一人なら送り込んで良いだろ?」


 ワイナールが柔らかな笑顔で「ええ、構いませんよ。その代わりこの国の関わりが有ることは一切内緒で。」と言う。


 「らしいぞ。良かったなセレナ、次の仕事が決まったじゃねえか。」


 「...マジですか~。ではファメルテウス王国で暴れても構わないんですよね?」


 「程々でお願いしますね。」


 ワイナールも茶を飲みながらセレナに答える。


 ワイナールの答えにセレナが腕を組んで思考を巡らしているようだ。


 はあー、もう知らね。


 なるようになるだろ。

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