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俺、誕生!!

新作を勢いで投稿しました。

 目が覚めるとそこはふわふわ浮遊感のある真っ暗な場所だった。


 なんだここは?


 つうか俺は何でこんなとこにいるんだ?


 俺は昨日までの事を思い出そうとする。


 するが.....何も思い出せない。


 まいったな。


 なんも思い出せねえし体もよく動かねえ....おまけに周りは真っ暗だしな。


 仕方ねえ。取り敢えず......寝るか。


 俺は何も分からない状況、更によく動けない事に早くも諦め、口をだらしなく開けたまま寝ることにした。




 《レベルアップしました。》


 うん?何だ!?ナビから流れてくるような抑揚のない女の声が聞こえたぞ?


 <ステータスの閲覧が可能になりました。閲覧しますか?>


 おう、するする。




シーサーペント・スプラウト



lv 2/5   経験値 0/12


HP    4/8


MP   3/6  


攻撃力  2


防御力  1 


素早さ  0


魔力   3 




スキル  なし


称号   異世界の転生者 



 何じゃこりゃ?意味がわかんねー。


 まるでゲームみたいだなって、あれ?俺、何か思い出した?


 動かない体で頭を捻ろうとするがやっぱり動かない。


 それにさっぱり記憶も思い出せない。


 うーん、しかしステータスを見る限りクソ弱いな!!


 デコピン一発で死ぬんじゃねえのか?


 しかし、何でレベルがいきなり上がったんだろうな?


 ふぁー、まあいいやまた寝るかな~。


 口を開け大あくびした後にふとステータス画面を見ると....変化している部分があった。


 経験値が0から1に変わっているのだ。


 もしかして.....


 俺は口を限界まで開き、周囲にあるものを吸い込む。


 ステータス画面を見ながら吸い込んでいくとみるみるうちに経験値の数値が増えて....


 《レベルアップしました。》


 とまた抑揚のない姉ちゃんの声が聞こえる。


 《視覚が解放されました。》


 と頭の中でまた声が響き、俺の視界が.....暗いままだ。


 何じゃこりゃ!!詐欺かよ!!


 そう声の主に俺が荒ぶっていると物凄く小さな物がふよふよと俺の周囲に漂っているのが見えてきた。


 まさか....


 周囲を漂う物を吸い込むとまた経験値が増えるのを確認し確信する。


 この浮遊感、周りにいるミジンコみたいなの...もしかして川とか湖みたいな水の中か?


 いや、この周囲の光すら感じない暗さ.....深海か!!


 うん、マジで意味わかんね。


 取り敢えずある程度までレベルを上げて見るとすっかな....他にやることねえし。







 俺が目覚めてから随分と時間が経った。


 俺に言えることは....この世界は弱肉強食の世界だ。


 あれから2度程、レベルをカンストさせて進化しているからそこそこ生きてはいけるようになったのだがそれでも喰われそうになるときがある。


 今のように....


 今の俺はバラクーダみたいなでっかい魚に尻尾の先を噛みつかれたまま大海を泳いでいる。


 不意打ちで後ろから噛みつかれて反射的に進化で覚えたスキル、電撃でバラクーダを痺れさせてやった。


 までは良かったんだが痺れた際に口が固く閉じてしまったようで離しやがらねえ。


 どうすっかな?最大電力で焼き殺すか。


 取り敢えずMPの続く限り電流を流してやるとバラクーダがガクガク震えながらこんがり焼け始め俺の尻尾は解放された。


 よっしゃ、バラクーダさん。


 美味しくいただかせてもらいま~す。


 バラクーダをむさぼり喰っているといつものように姉ちゃんの声が聞こえた。


 《レベルアップしました。》

 《レベルmaxを確認、進化可能。進化しますか?》


 おう!!するする。


 《進化モードに移行します。now loading......》


 《進化終了、進化モード終了します。》


 おっ、終わったみたいだな。


 この進化モードってのが何回やっても馴れねえわー、体が熱くなって終わるまでずっとムズムズするのよ。


 じゃあ、ステータスを見るかなっと




 シーサーペント


lv 1/50   経験値 0/130


HP   400/750


MP   4/90


攻撃力  150


防御力  120


素早さ  110


魔力   170




スキル  悪食、全力疾走、電撃、ウォーターシュレッダー、天の声バンク


称号  異世界の転生者、敵前逃亡祝500回突破記念、不意打ちマスター、追い込み漁の名人、チキンアタッカー



 うーん、強くなってるけど称号が碌でもないのばかりだよな....


 <仕方ないよね~、ちょっと相手が強くて負けそうだとこっちが吃驚するほどのスピードで逃げるからね!!>


 うっさいわ、この突っ込みバンクが!!


 今軽いノリで俺に喋り掛けてきたのは俺のスキルの天の声バンクでいちばん初めに聞いた説明ではこの世界の管理人の声らしい。


 いつの間にか覚えてしまっていたのだがこの声の持ち主、全然役にたたねえ。


 それどころか戦闘中に笑い転げている声が聞こえて殴りたくなってくる。


 <なぐっちゃやーよ。てへ。>


 ぬわーーーーー!!!!殺してーーーー!!!!


 <殺しちゃやーよ。うふん。>


 .......もういいや。


 相手にしたら負けだな。


 バカは無視して進化した先の種族は只のシーサーペントか....今までベビーだのキッズだのがついてたのにようやく外れたって事はなんぼかマシな戦闘力はありそうだな。


 まあ俺には悪食って言う強スキルがあるから成長も早いか。


 ああ、悪食の効果は喰ったモンスターが貯め込んでいる経験値をそのまま俺が貰えるってスキルなんだが.....ジャイアントキリングをしたくても今まで俺が弱っちくて無理だった。


 これから頑張るか.....どうせこれからも俺のクソスキルの笑い袋がうるせえだろうがな。

良いタイトルが思いつきませんでした....

誰か良いタイトル無いですかね?チラチラ

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