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一話モテない男その名は輝

誰かが言った。頭がいい男。見た目がいい男。運動が出来る男。このうち2つ満たしていればモテると。


俺の名前は秋道輝。輝と書いてひかると読む。国立大の医学部二年で首席で入学、高校ではサッカーの名門でエースストライカー、全国では準優勝もした。友達も多くよく面白いといわれるし、身長も180㎝で人からはよくイケメンと言われる。

でも俺にはコンプレックスがある。それは彼女いない歴=年齢ということだ。


話が変わるが俺は電車の窓から見える景色が好きだ。電車と言えばもう一つ。個人的に人が多くいる公共の場で気になることと言えば呼吸である。たまに息の荒いやつがいがどーも気になる。だからこそ自分も呼吸がうるさくないか気になる。と気にしてると頭から離れない。(あれ!?俺呼吸うるさくないよね!?音楽を聞いていると自分の呼吸がわからなくなるんだよな。ってか俺口呼吸派だけど口開けてるとアホっぽいよな!?仕方ない。鼻呼吸をしよう。)とか考えてこのタイミングで鼻呼吸に切り換える。(でもなんか酸素足りねーんだよな。)そういう時にはあくびしたふりをして酸素をいっぱい吸うと少し楽になる。


とか考えながら電車に揺られながら、俺は外の景色を見ていた。するとここである異変に気付く。電車のドアの窓から景色を見ていたが電車の窓は鏡のように反射もする。反射越しにOLと目がいつのまにか合っていたのである。(おい、どーすんだよこれ。俺景色見てただけなのに向こうから見たら瞬きもせずガン見していた変質者じゃん。)焦った俺は視線を下ろし線路を眺める。少し時間が経ち再確認。(ってまた目が合っちゃったよ。ヤバイよ。焦って汗かいてきちゃったよ。挙動不審になっちゃうよ。早く駅についてくれー!!)

と祈っているうちに駅についた。ドアが開き出る間際後ろを確認。またしても目が合ったが秒でそらされた。なんだかフラれたような切ない気持ちになった。


はあなんか疲れたな。しょんべんでもしよ。今日はオシャレジーンズ。(なんかしょんべんする時いつも思うけどチノパンとかならまだしもこういうズボンって非常にしょんべんしにくいよね。尿路抑えられてる感すげーあってブツ戻すとパンツぬれるよね。あれすげーテンション下がるけどベルトとボタン外すのはめんどいんだよな。)

時間が経つと気にならなくなるが試練はまだ続いた。トイレから出て歩いて5分ほど経っただろうか。チ○ボジが非常に悪いことに気付く。(やばい、チ○ポジが悪すぎて気持ちわるいな。)そんな時は大股で歩く。これで意外と改善される時がある。ちなみにアソコが痒いときにも有効である。(っち、今日は大股で歩いてもダメか。ならば)第2の作戦はズボンをなおすフリをして位置をずらす。(よーやくなおったか。てこずらせおって。)試合に勝った俺は気持ちよく帰宅した。(明日はデートか。けっこう好みだし気合い入れよう)


輝のデートは成功し悲願の初彼女ゲットとなるのか。二話へと続く。

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