第9話 姉妹になるようです
文字数が少なく、申し訳ありません。
「私と姉妹の契りを結びましょう!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「私と姉妹の契りを結びましょう!!」
同じ事をもう一度言われてしまいました。
姉妹の契りですか。
文字の意味合いからして家族になろうということですかね。
それだけではないと直感が告げているが、悪いことはなさそうです。
「いいですよ。私からもよろしくお願いします。」
「ありがとうございます!!さっそく契りを結びましょう♪」
「その姉妹の契りはどうすればいいのですか?」
当然私はその方法をしりません。
エルネスに方法を尋ねます。
「まずは人差し指に血が出るくらいの傷を作ってください。」
言われたとおりに人差し指の先を噛み血を出します。
エルネスも精霊魔法で指先から血を出していた。
「お互いの血を合わせ、血と魔力の交換をします。そして誓いの言葉で契りが完了するのよ。」
なるほど。だがここで問題がある。
私は魔力が使えません。
「私は魔力を使えないのですが大丈夫ですか?」
エルネスが微笑みながら答えてくれます。
「はい。私があなたの中にある魔力をコントロールしますからその心配はしなくても大丈夫ですよ。」
なるほどです。
それならたしかに私がすることはありませんね。
私は魔力操作をエルネスに任せエルネスの人差し指に自分の指先を合わせます。
合わせた指先から何かが通り抜けているのがわかります。
「(これが魔力ですか。この感覚を掴めれば私も魔法が使えるのでしょうか?)」
「誓いの言葉を唱えます。私に続けてください」
「わかりました。」
「「永久に共にあることを誓う、エンゲージ」」
私たちの指先を中心に赤い光が溢れてます。
とても綺麗で美しい光です。
「ルナちゃん、これで姉妹の契りは完了です。これから私たちは姉妹よ♪」
「私はエルネスと姉妹になるのですね」
「違うでしょ。私のことはエルお姉ちゃん、もしくはエルと呼んでね」
呼び方も変えるのですね。
でもそのほうが本当の姉妹みたいで楽しそうですね。
「わかかりました。エルお姉ちゃん」
そう呼ぶとエルお姉ちゃんは顔を真っ赤にして背けてしまいました。
照れてるんですね。
私も照れます。
「これからよろしくお願いしますエルお姉ちゃん」
「こちらこそよろしくねルナちゃん」