第7話 森の説明です
ゆっくり進めていきますね~
~Sideエルネス~
今私は森の中心であるユグドラシルの樹の元に向かっています。
ここには、ユニコーンや麒麟、妖精等の多くの聖獣が生活をしています。
争いを好まない優しい性格でこの森の家族です。
そして、聖獣は人間から崇められることもあれば、美しい毛皮や、魔法具、観賞用などの目的から狙われ続けています。
もうこの森の外で聖獣を見かけることはほとんどないそうです。
そして、同じ理由からこの森にも人間たちが多くやって来ます。
この森の聖獣が狩りつくされてしまえばもう絶滅するしか道は無いでしょう。
ですが、このユグドラシルの森には一柱の神獣が守護者となり存在しています。
太古の昔からこの森を魔から守り、統治しているエンシェントドラゴンです。
エンシェントドラゴンが守護し続けるかぎりこの森は繁栄していくことでしょう。
今向かっているユグドラシルの樹の元にエンシェントドラゴンがいます。
成人の儀は精霊と契約することだけではなく、神獣に認めてもらう大事な儀式です。
神獣の前で精霊契約の祝詞を詠うことで契約が完了するのです。
「と、言うのがこの森と成人の儀の大まかな内容ですよ。」
隣で顔を隠して歩いている女性?に語りかける。
ユグドラシルの元へ向かう時間を利用してこの森のことについて教えて欲しいと頼まれたからです。
それにしても、この人は一体何者なのでしょうか?
「あの?あなたは人間ですよね?できれば顔を隠しているものを外してもらえませんか?」
顔が見えないので断定はできませんが人間だと思います。
それなのに精霊が何の警戒もせずおとなしくしています。
精霊の姿を視ることのできる私は、とても驚きました。
「・・・そうですね。もう顔を隠す意味もありませんね。」
そう言うとその人は顔を隠していたものをゆっくりと取り払った。
「っ/////(か、可愛い)」
人間の女性に間違いありませんでしたが、その可愛らしい容姿に胸をわしづかみされました。
身長は私の目元程で長く綺麗な銀髪に幼いながら大人びた雰囲気に大きく優しそうな瞳
僅かながら見惚れていました。抱きしめたいです。お持ち帰りしたいです。
母性本能がとても刺激されます。
ギュっ
抱きしめてしまいました。
その柔らかな身体は抱き心地がとても良く、長い時間堪能させてもらいました。
あぁ~幸せ♪
~Side Out~