表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】穏やかな午後の、魔法のジャム作り  作者: あめとおと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/9

弟子(?)のアル君と、ふくらむパン


ある日の台所にて


エマさんのキッチンで、アル君は真剣な顔でボウルと向き合っています。


今日の課題は、「火の精霊をなだめて、パン生地をちょうどよく発酵させること」。


「いいかい、アル。火の精霊はね、構いすぎるとすぐ熱くなっちゃうの。優しく、日向ぼっこをしている時の気分で魔法をかけるんだよ」


エマさんの助言を聞いて、アル君は指先を生地に向けます。


「えっと……日向ぼっこ、日向ぼっこ……。【ポカポカの術】!」


シュンッ!という音と共に、ボウルから温かな光が溢れました。


するとどうでしょう。


パン生地はみるみるうちに膨らみ……膨らみ続け……ボウルを乗り越え、アル君の顔をすっぽりと覆い隠してしまいました。


「わわっ、真っ白で何も見えない! エマさん、助けてー!」


ふかふかの生地に埋もれてバタバタするアル君を見て、エマさんは思わず吹き出してしまいます。


「ふふふ! 随分と元気なパンになりそうね。でも大丈夫、これだけ膨らめば、今日の夕食は町で一番ふわふわなパンが焼けるわよ」


その後の日常


• 失敗もご馳走: 膨らみすぎた生地を二人でちぎって、色んな形のパンを作ります。


• 精霊との仲直り: アル君が「ごめんね」と謝ると、火の精霊もパチパチと薪を鳴らして、ちょうどいい温度でオーブンを温めてくれました。


• 夕暮れの食卓: 焼き上がったパンに、昨日作った「ルビーベリーのジャム」をたっぷり塗って。失敗したはずのパンは、驚くほど軽くて甘い味がしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ