ギャグバージョン
女騎士シュネーヴァイス(以下シュ)「くっ…殺しなさい…!」
魔導士ベーゼヴィヒト(以下ベ)「ふっははははっ!おっひょひょひょっ!くっ!ふぁふぁふぁふぁ!くほー!くほほほほっ!」
シュ「笑い声がしつこい上にキャラが定まってないですわね…」
ベ「ふん!喧しいわ、このテンプレ女騎士めが!…そんなことより聞け!代々お前の一族が治めたこのシュトルツ公国も終わりだなシュネーヴァイスよ。我がアロガンド大帝国の強大な軍事力の前には、なす術もなかったと言うわけだ。てゆうかスカ勝ち!お前もついに観念するしかないようだな」
シュ「お黙りなさい…!」
ベ「そんなこと言える立場か!わしはな、ふふふふふっ、お前をすぐに殺して楽になどさせんぞ!いいかっ!聞け!これからお前はな、この日のためにわしが習得に習得を重ねてきたエロ魔法で(自主規制)の(自主規制)が(自主規制)になるまで(自主規制)の上、(自主規制)してやるからなあッ(唾)!」
シュ「(自主規制)ですって!?」
ベ「そおおおうだあッ!こうなったら足掻いても無駄ッ!抵抗しても無駄無駄無駄ァッ!お前にはそんじょそこらの鬼畜系エロゲが裸足で逃げ出すほどのエロ魔法調教を施してやるからなあッ!泣いて嫌がるのも今のうちッ…って何!?ええっ、それスマホ?今の動画撮ってんの!?」
(鎧の隙間から、スマホを取り出すシュネーヴァイス。ベーゼヴィヒトの動画撮影後、どこかと通話)
シュ「マネージャー!早くお出なさい!…もしもし、マネ!ちょっと!話が違いますわよ!そう現場!動画は押さえました!すぐエージェントとの契約書を持ってきなさい!」
ベ「世界観ッ!」
(黒スーツのマネージャー、契約書を持って到着。二人で契約内容を確認する)
マネ「すみません、なんか現場サイドに上手く話伝わってなかったみたいですね…」
シュ「まったく!ちゃんと内容確認してから仕事取ってきなさいな!」
ベ「ちょっ!ちょい!おまーら二人!仕事って何、仕事って?一体この魔導士ベーゼヴィヒト様を差し置いてさっきからなーにを話しとるんだ何を!?」
シュ「魔導士!あなたエロ魔法を使うとか言いましたわね?」
ベ「言ったがそれがどうした!?」
マネ「シュネーヴァイス様は、エロ魔法を使用するバトル展開に同意されておりません。事前契約でNG事項に抵触するのです。このままどうしても、その展開を続けるとなれば、こちらにも考えがありますが」
ベ「かっ、考えだと!?てゆうか状況分かっておるか!?我がアロガンド大帝国がだなー、もうもんのすごい勢いでだなあお前の国を滅ぼしてだなあ!いいかっシュネーヴァイス、お前はもはや我が軍門に降るしかっ」
シュ「はいはい、それはそれでいいから。それよりエロ魔法を使うなら、あなた個人を告訴しますわよ」
ベ「告訴だとお!?我がアロガンド大帝国をかっ!?」
マネ「いえ、この場合、魔導士ベーゼヴィヒトさん個人との問題になりますね。エロ魔法を使うのは公然ワイセツですし、先程の発言はシュネーヴァイス様へのセクハラ行為に相当します」
ベ「ちょっ!ちょっと待てッ待てえ!こっこの魔導士ベーゼヴィヒト様はなあッ、自分で言うのも何だがッ!アロガンド大帝国においては、筆頭魔導士としてアロガンド大帝も一目置くほどの大魔導士であってだなあ…」
マネ「と言うことは、被雇用者と言うことになりますね。ベーゼヴィヒトさん、エロ魔法を使うと言うのは、アロガンド大帝と言う雇用主からの業務命令ですか?」
ベ「ぎょっ、業務命令なワケないだろうがッ!?雇用主っておまっ、この世界を統べる予定の偉大なるアロガンド大帝さまだぞお!そおんな尊い御方が、んな…下劣なことっ!言うわけないだろうが!」
マネ「じゃあ、ベーゼヴィヒトさん個人の欲求から出た下劣な行動と言うことで宜しいですね?」
ベ「ぐっ…!(超小声)ま、まあそうだが…」
シュ「声が小さい!」
マネ「と言うことはこの動画は強制ワイセツを示唆する発言になりますね。場合によっては我々は警察に被害届を出して民事から刑事告訴に切り替えて争うことも出来ますが」
ベ「警察!?刑事告訴!?いやっ、そこまでするう!?ちょっと具体的な言葉にしただけじゃん!ねー落ち着こうよ。ここはさー、剣と魔法の世界だよ!ファンタジーなんだから!警察とか裁判とかさあ、そう言うの武器にして戦うの止めようよ!」
シュ「これが今時なのですよベーゼヴィヒト!これで組織は守ってくれませんわ!わたしたちはあなた個人を訴えますから!」
ベ「公権力と司法を使ってぐいぐい攻撃してくる!こんな女騎士は嫌だッ!…分かったッ、こっちも譲歩するから!エロ魔法なし!アロガンド大帝国とかそおゆうのもなし!侵略しません!その上でさ、剣と魔法だけで戦おう!それでいいだろう!?」
(マネージャーと相談するシュネーヴァイス)
シュ「…いいでしょう!分かりました!わたくしは持参した剣を使います!」
ベ「よし!よおっし!ファンタジーらしくなってきたあ!じゃあなッわしもっ、わしも自前の魔法を使うぞお!それでいいなあ!いいよなあ!エロ魔法覚えすぎて、ちょっと手から火が出る程度のしょぼい魔法しか使えないけど、いくぞお!刑事告訴なんかされるよりなんぼかましだ!」
シュ「わたくしのは魔法剣です!とくとご覧なさいッ!これぞ公国に代々伝わる秘剣、シュルゲフィール!」
ベ「名前すんごい!由来が気になる!」
(魔法剣がめッさ、光る)
シュ「罪悪感ッ!」
ベ「聞くんじゃなかった!」
シュ「食らいなさい!我が必殺の魔法剣攻撃!オフィシモガールッ!」
(地面がえぐれる)
ベ「また違うの出てきたッ!もお意味を聞かずにはいられないッ!」
シュ「公衆道徳ッ!」
ベ「ダイレクトに良心だけを攻撃してくる!」
(魔法剣攻撃で身も心もズタボロになるベーゼヴィヒト。もう限界)
ベ「わし魔導士辞めるッ!今日で辞めるうッ!」
シュ「ほほほほほっ、動画を消して欲しかったら、お降りなさいッ!」