第七章『同盟と開戦』(上)登場人物紹介
・主要人物紹介
<主人公サイド>
◎ リーパー
【アースフェイル】という世界に(物理的に)落っこちてきた、尻尾と二対の腕を持った二足歩行型の『惑星外生命体=エイリアン』にして、この物語の主人公。本章では【死肉喰鼠】の対抗策である『排斥する者』を増産する前準備として、【シンビオフスク連邦】の虜囚となっている【鉱亜人種】の工匠たちを救い出すべく、【角鬼亜人族】陣営からウォラの姪『プレナ(名付け親は主人公)』を、【鉱亜人種】陣営からはレアテミス嬢側付きの女官『ローラ』を引率しての地道な脱出路用のトンネル掘削と、そのトンネルを用いての対象施設への単独潜入を図る。ちなみに、残念ながら今回は武器と装備は現地調達しないし、まして脱出後は敵のバイクを奪っての策の飛び越えもしない。
<異世界サイド>
◎ ゾフィー・レアテミス・ド・ヴェルグ
【鉱亜人種】の住む都、【ドリュアタイ地下帝国】の女帝。盟友リーパーとともに、来たるべき脅威から無辜の国民を守るため、『各新技術の投入』、【角鬼亜人族】や【醜鼻鬼族】などで構成された『他種族混成の同盟軍設立』など、革新的な考えの持ち主。本章では彼女が主人公へ依頼を持ちかけるところから物語が始まる。
◎ ローラ
レアテミスが皇女殿下だった頃から彼女の側仕えであった女官。母親がレアテミスの乳母であった事から、常にレアテミスの近くには彼女の存在があった。また、先帝ヘルムート・ドヴォクザーク・ド・ヴェルグと同様、『接地しているモノの【法力】を感じとる力』を、さほど強くないにしろ有しているため、今回の作戦への同行をレアテミスより直々に命ぜられた。また年頃の女性らしい一面も持ち合わせており、最近は自身の体型のことを気にしている。
◎ プレナ
【鉱亜人種】との同盟軍である【鐵角同盟軍】の【角軍】将軍ウォラ、彼の唯一血の繋がった姪である【角鬼亜人族】。彼女は兄夫婦の遺児であり、ウォラはウォラなりに接しようと何度か試みるも、彼女の元々の気質と境遇も相まって少々捻くれた性格となってしまい、中々打ち解ける事ができずにいた。仲間以上の血の繋がりで結ばれた身内ゆえにどうしようか迷っていたところ、今回の作戦をリーパーから耳にしたこと、さらに鬼族の通過儀礼を行なう年齢になったということもあり、作戦への同行をさせる運びとなった。なお、彼女には名前がなかったため、リーパーが出発の際に名付け親となることに。名前の由来は、リーパーが『向こう側の世界』の住人であった頃の日本の鬼女『般若』の語源であるサンスクリット語、『プラジュニャー:物事の道理を深く見抜く智慧』から由来する。
◎ 下士官
【シンビオフスク連邦軍】に新設された部署の上司から、【シンビオフスク連邦国営第六〇八造兵廠】へと実績稼ぎの名目で出向させられた。倒壊してゆく建物のなか、不思議な出来事に立ち会うとともに主人公の姿を間近で目撃した数少ない人物。
◎ 造兵廠長
【シンビオフスク連邦】における、最も優秀な奉仕者へと与えられる勲章を贈られた家系出身のいわゆる『連邦の上級民』。ただし、当人は指揮能力、人望共に皆無であり、猜疑心と短気、増上慢と便嬖をコンクリートミキサーにかけてブチまけた、まさにクズ・オブ・クズ。さらに輪をかけたように酒癖が悪く、何かにつけて部下をいびっては他人の功績を掠め取ることに長けている。しかしこのあと、彼は責務を放棄したことが告発によってバレ、さらにこれまでの悪行が完全に露呈したことによって『褫奪令による勲章の剥奪』と『総資産の没収』。一族は離散し当の本人は軍事法廷にて有罪が確定。その後の消息は一切不明となる。
◎ 警備兵の面々
【シンビオフスク連邦国営第六〇八造兵廠】で労役に従事していた人物たち。彼らにとっての幸運は、出向してきた下士官との出会いであろう。彼らには平民出身者でありながら、絶望的な状況下で複数人を救出するという極めて英雄的な働きをしたとして、連邦政府より救出活動を行なったそれぞれへ『最優秀奉仕英雄勲章』が授与されることとなり晴れて『連邦の上級民』の仲間入りを果たすことになる。
◎ 男女の工員
下士官と警備兵らによって絶望的状況の中から奇跡的に救助された人物たち。女性の重傷が完治した経緯について、男性工員曰く「彼女の努力と誠実さ、そして一途な敬虔さに女神さまが応え奇跡を起こして下さった」とのこと。なお、女性工員の方は自分を置いて我先に逃げ出した婚約者との婚約を破棄し、彼女の事を親身になって共に考えてくれた男性工員と結婚。質素ながらも子宝に恵まれた、明るく幸せな家庭を作ることになるが、それはまた別のお話。
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