第十六章『覚醒と人心』登場人物紹介
<主人公サイド>
◎ リーパー → アニムス
【アースフェイル】という世界惑星に(物理的に)落っこちてきた、尻尾と二対の腕を持った二足歩行型の『惑星外知生体』にして、この物語の主人公。現在はお世話になっている村で逗留中。かつて『人間であった頃の残滓』に否が応でも染み付いてしまったワーカーホリック気味な一面が、『何もしないでいい状態』の彼の者をソワソワさせ始める。
<異世界サイド>
◎ ヘルヴィ
とある山あいにある村で兄であるセヴェリと暮らす、礼儀正しく何事にも直向きな性格の少女。
◎ ヴァリオ
セヴェリ・ヘルヴィ兄妹とは幼馴染。物心つく前から兄妹との仲の良さは村でも評判。せっかち且つ勝気、思い込んだら突き進む性格。この性格と行動力が、彼の人生を大きく変えることとなってゆく。
◎ ヨーナス夫妻
ヴァリオの両親。父親であるヨーナスの方は口数が少なく、他者への思いやりは強いものの、あくまでそれは村の中での範疇。子供たちの命の恩人であるにもかかわらず、余所者であり、かつ獰猛な害獣を複数体、相手して傷一つ負っていなかったアニムスに対し、「本当に村に引き入れてよかったのか」という考えも持ち合わせているため、必要以上の馴れ合いは避けている模様。一方、母親のアウリは一見すると、どこにでもいそうな『村の女』。だが、たとえ相手が誰であろうと物怖じせず舌戦を仕掛ける、肝の座った芯の強いしっかり者。両親を早くに亡くしたヘルヴィとヴァリオにとって、もう一人の母親のように深い愛情をもって接する、面倒見がよく人望も厚い姉御肌な女性。
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