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第十四章『偏流と出廬』登場人物紹介

<主人公サイド>


◎ リーパー


 【アースフェイル】という世界惑星に(物理的に)落っこちてきた、尻尾と二対の腕を持った二足歩行型の『惑星外生命体=エイリアン』にして、この物語の主人公。現在、生死不明。




<異世界サイド>


◎ セヴェリ


 とある山あいにある村で妹のヘルヴィと二人っきりで生活している生まれつき足の不自由な青年。作中では自身の身体的な不利をはね除けつつ、【貪婪狼貂(グルトヴァリン)】を仕留めることに成功。しかし、身体を支えるための杖を犠牲にしてしまったことで、その後の対処が困難になってしまった。



◎ ヘルヴィ


 セヴェリを兄に持つ、礼儀正しくひた向きな性格の少女。兄のセヴェリや幼馴染みのヴァリオのような血気盛んな性格ではないため、今回のような荒事では圧倒的な重荷となってしまうことが多い。それでも、『自身にも何かできることがあるハズ……』と常に模索中。そんな彼女の危機を救ったのは、誰あろう『氷の塊』の中でたゆたう謎の人物であった。



◎ ヴァリオ


 セヴェリ・ヘルヴィ兄妹とは幼馴染である勝気な性格の青年。本章後半は完全に彼の独白。吹きすさぶ寒風の中でパンツ一丁になるわ、雪解け水が流れ込んでいる川へ幼馴染みを行かせまいと半ばヤケクソで入るわ、まさに貧乏クジを自ら引いていく姿はまさに苦労人そのもの。とはいえ、『対【貪婪狼貂(グルトヴァリン)】戦』では狩猟経験の浅い個体の撃破に成功し、続く通常個体との戦闘でも遅れをとることなく戦えていることから、個の戦闘力は本章の子供たちの中では断トツ。


※ なお、ヴァリオが感じた『攻撃の軌道が分かるようになり、且つ従来よりも身体がより動くようになった』のは、『【貪婪狼貂(グルトヴァリン)】を仕留めたことによるレベルアップ』によるもの。但し、【アースフェイル】の世界においてはそのようなRPGゲーム的な要素はあっても、メッセージがポップアップされるわけでも、インフォメーション的なアナウンス(天の声)が聞こえるわけでもないため、そういった概念は未だ存在しない。



・作中用語

◎ 【貪婪狼貂(グルトヴァリン)


分類:四足型モンスター

種族別評価:低危険種

食性:雑食

寿命:5 ~ 10 年

体長:~1メール(メートル)弱(頭部から尾部含)

体重:~25キール(キログラム)

特性:【不退】


特徴:

 群れで狩りを行なう四足型モンスター。 普段は夜行性であり、木の実や小動物を常食とする。発達した前肢と自由に出し入れできる長く鋭い爪、そして上顎に備わった太く大きな犬歯の稜線はギザギザとした形状をしており、複数の個体で獲物へ襲い掛かかり執拗に急所を狙う戦法を主流としている。空腹時や繁殖期による群れの総数が増加した場合は危険度が増す傾向にあり、【普人種(ニンゲン)】の飼育している家畜を筆頭に、自分たちよりも遥かに大型な生物ですら牙にかける事もままある。また、何十匹もの【醜小鬼族(ゴブリン)】や数匹の【醜豕鼻鬼族(オーク)】といった、【普人種(ニンゲン)】でも数人単位で共闘しなければならない別種のモンスターすら倒した事例も数多く存在する。

 また該当種の持つ【不退】という【特性】は、たとえ群れの長や数匹の仲間が倒されたとしても決して戦いを止めず、逆に闘争本能をむき出しにして立ち向かって来るというものである。

 針葉樹林帯の森林やツンドラ等の寒帯域に生息しているが、非定住型の生活様式なため、エサを求めて10キーメル(キロメートル)以上も移動する日もある。さらに足裏の接地面積が高く、湿地や雪原では成人した【普人種(ニンゲン)】の全力疾走と同等以上の速力を有する。



◎ 氷塊内の謎の人物

 雪どけ水と共に川上からドンブラコ、ドンブラコと川下へと流れつきヘルヴィに発見された、氷の外へ尻を突き出した格好で氷塊内に閉じ込められていた奇妙な人物。モンスターの歯牙出ですらキズを付ける事が敵わないほど、極めて頑強な表皮を持つ。




いったい何者なんだ?(棒)

ここまでご高覧いただきありがとうございます。

誤字脱字ならびにご指摘ご感想等があれば、随時受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。

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