狩られる者達
7話目です。
速く投稿する予定が、遅くなって申し訳ありません。
洞窟から出てすぐに、木に剣で三本の切れ込みを入れる。あまり遠くに行く気は無いが、万が一の事を考え目印と成る様にした。
「さてと、この辺で良いかな」
洞窟から出て十分位歩いた場所に、低地の草木が折れ地面が踏み固められた獣道を見つけた。
俺は、獣道に何個も穴を掘った。穴の深さは、膝までのと足首までの二種類を作り、深い方に剣で先を尖らせたふとい太い枝を入れていく。
「これで何か掛かるだろう……他のも仕掛けるか」
紐(クロのバックから拝借)を足の高さに張り引っ掛かると、上から先を尖らせた枝を纏めてウニの様にした物のが落ちてくるもの。
板の端を踏むと、跳ね上がり筏の様な物に刺した枝が刺さる様にしたもの等。記憶に残っていて、作れそうな罠を作っていく。
「あれ?何で俺こんなの覚えてて作れるんだ……まあ良いか役に立てばそれでよし、要らない知識何てこの世には無いって何かで書いてあったし」
自分自信に言い聞かせ、罠作りを続けていく。
罠作りを初めて、かなり経った時遠くで何かの悲鳴の様な叫び声が森に響いた。急いで声のした方に向かうと、罠に掛かり傷だらけに為った生き物がいた。そばには、一度刺さったであろうウニの様にした枝の残骸が転がっていた。
「…猪?」
生き物は、猪そっくりだった。唯一違うのは片方づつに上下に並んだ二つの眼がある事とだった。
四つ眼の猪は、脚からも血を流しており。後ろの道を見れば何個も枝入りの落とし穴を踏んだ後があった。
「よし、今夜は豪勢に猪鍋だ」
相手は、手負いとはいえ獣である。不用意に近付けば手痛いしっぺ返しがくるかも知れないのに俺は、笑顔で近づく。
「ガァプゥガァァァ」
独特の鳴き声をあげながら、真っ直ぐに突っ込んでくる。俺は、それを交わさずに一歩前に出る。
一歩前に出たのを挑発ととったのか。四つ眼の猪は、更に速度を上げて突っ込んでくる。
四つ眼の猪は、思った。 後、もう少し進めばこの目の前にいる人間を殺せる。殺した後に食らい、傷を癒す糧にする。
そう思って、更に脚に力を入れた時。不意に足元の感じが変わったと感じた瞬間、目の前が真っ暗に為った。
「見事に引っ掛かったな」
目の前には、板を踏むと、筏の様な物に刺した枝が刺さる罠に掛かり生き絶えた四つ眼の猪がいた。
近付いて挑発すれば、罠に気付かず突っ込んでいくくるだろうと思っていたが。ここまで旨くいくとは、思っていなかったので。逆にどう反応して良いか解らなかった。
「まあ、他の罠に掛かって弱ってたし、結果的には良いか。でも、どうせなら少し、実戦を体験してみたかったな」
捕らえた獲物を見ながら、呟くが。すぐに、クロが驚くで有ろう姿を想像し、笑顔になりながら獲物をどうするか考える。
「よし、これで運びやすい」
近くに浅い川があったので、四つ眼の猪を運び、首を切り血抜きをした後、腐りやすい内臓等を取り水で十分に冷しておく。
他にも、中を洗ったり運び易いように縛ったり。危険な罠の処理等、色々な作業が終わって帰ろうとした頃には、辺りが薄暗くなり始めていた。
「人か?何してんだろ」
洞窟まで後、半分位に付けた目印の木に来た時。少し、遠くに洞窟の方に向かう二~三人の人陰を見付けた。
近くに行くと、三人で皆男だった。服装等をみる限り、森に慣れて要るといった感じだったが。荷物が少なすぎる、剣と弓矢、それと小さな袋しか持っていない。
声を掛けるか悩んで要ると、違う方から似たような格好をした男達が、七~八人来た。
新しく来た男達が、何か話すと。四十~五十代といったこの中では、一番歳を取っていそうな髭面の男が嫌な笑みを浮かべる。
何を話しているのか聞き耳をたてる。俺は、話の内容を聞いたとき、俺の中の何かが変わった気がした。
「お頭見つけましたよ」
手下である盗賊の一人がが俺に向かって言う。
「ふん、で何処だ」
「へい。この先にある洞窟です」
「おい、死んで無いだろうな?」
俺は、あの女の傷を考える。町で見かけ、俺の女にしてやろうと言ったのに、断られたので斬り付けた事を 何度勿体無い事い後悔したか。
あの日は、騎士団に教われ。何人者手下を失い、命からがら逃げ出し。気が立っていたのだ。
「大丈夫です。生きていました」
その報告を聞いた俺は、もうすぐあの女がを抱けると思うと、自然と広角が上がるのが解った。
「ただ…」
「何だ速く答えろ!」
俺は、言い面そうにしている手下に向かって叫ぶ。
「いえ、生きてはいたんですが。その、誰か他の人物もいた感じがあるんです」
「何人だ?」
「それが、良くわかんないんです。そんなに大勢では無いと思いますが…」
俺は、舌打ちをした。手下が言い面かったのも解る。こっちは十一人要るとはいえ、襲う相手は洞窟に入る。他の出口があり其所から助けを呼ばれる可能性がある。今頃、騎士団の連中が町に来て俺を、探している頃だろう。
助けを呼ばれたら、騎士団が飛んでくるだろうし。数が少なくても、抵抗され襲うのに時間が掛かれば、騎士団から逃げる為にも、お楽しみの時間を減らすしかない。案な良い女をゆっくり抱けないのは、考えられない。
俺は、考えた末に襲う決断をする。
「いや、襲うぞ」
「でも…お頭…」
「大丈夫でだ俺には、此が有る」
俺は、懐に仕舞っていた紫色の宝石を取り出す。それを、みた手下達が、困惑したように黙る。
「宝石みたいだが、此は精霊結晶だ。一度だけしか使えないが使えば、騎士団の連中から逃げられる時間は稼げる」
手下達の顔に笑みが戻る。
(まあ、お前達は無理だけどな)
俺は、心の中で笑う。紫色の宝石は、精霊結晶ではなく、魔獣結晶である。
高位の精霊を呼ぶ精霊結晶とは違い。 魔獣結晶は、魔物を呼ぶ。 それに、魔獣結晶を使う為には、生け贄が必要であり。呼び出せたとしても、力無き者には扱えず魔物達が好き勝手暴れだす。
そんな事を知らず、誰が順番に犯すか話し合ってる手下達を見て俺は、笑いをこらえ。指示を出す。
「よし、行くぞ」
「あのー、すいません」
声がした方に一斉に向く、其所にはボロボロの服を着た少年がたっていた。
「どうしたのかな、僕ちゃん。もしかして迷子かい?」
手下の一人が、声を欠けながら近付く。その手には、少年から見えない様に、ナイフが握られていた。
「一つ質問良いか?」
すぐにでも、少年を刺せる位置に付いた手下が答える。
「なんだい?おじさんが解ることなら答えてあげるよ」
「洞窟に入る。少女を傷付けたのは、お前ら?もし違う…」
手下が、まだ何か言っている少年に素早く覆い被さる様に、ナイフを突き刺していた。
「頭こいつあの女の仲間です、他にも…ゲフ!?」
「それが、答えか」
振り返った、手下の腹から何かが飛び出してきた。それと同時に殺した筈の少年の声も。手下が、倒れると首にナイフが、刺さった間々の少年がいた。
「何で生きてるんだ?致命傷だろ」
手下の一人が、呟いていた。
男の腹に刺した剣を無造作に抜くと、首に刺さったナイフをる。
(ヤッパリ、ナイフのが良いか。剣は、少し重いな)
そんな事を考えていると、
「何で生きてるんだ?致命傷だろ」
小さな声だったがハッキリと聞こえる。
(懐かしいなこの感覚)
何処か殺しに懐かしさを感じる。男達が、戸惑いながら剣を抜くのもゆっくりに感じた。
「さてと、後十人。夜までには帰れるかな」
辺りは、かなり暗くなっていた。日の入りまで残り少ない。夜間になれば目印を見付けるのも大変になる。そうなる前に帰りたかった。
「てめえ、一人殺ったからって調子に乗るなよ!」
三人の男が同時に斬りかかってくる。俺は、致命傷になりそうな斬撃だけ、交わし。後は斬られながら斬り返す。二人が首と胸を斬られ血黙りに倒れこむ。残った一人は、同様している間に首を跳ねた。
残った、男達が唖然としている。このまま斬り掛かりに行こうとしたとき。
「てめえら、何してる。弓だ弓矢で殺れ」
髭面の男が、叫ぶ。その声で我に還ったのか。数人の男達が弓矢を構え、残った男達がそれを守るような位置に立つ。
(彼奴がリーダーか、そう言えばお頭って呼ばれてたしな)
そんな事を考えつつ、一番近くにいた男に向かって真っ直ぐに走る。
「馬鹿か?真っ直ぐ来やがった」
弓矢を構えた目の前の男が、笑みを浮かべながら叫ぶ。
「死ねー」
更に近付いたとき、男が叫びながら矢を放つ。
(死ねー。って叫んだ割には、狙いが雑だな)
左肩に刺さった、矢を見ながら。無用心に近寄ってきた二人の首を、刺さったのを抜いてそのまま持っていた。ナイフと剣ですれ違い様に斬りつける。
「え?」
そして、矢を射ったまま固まっていた男を斬り殺す。
残った、男達を見ながら心の中で呟く。
(後、四人か。これなら、ギリギリ夜飯には間に合う)
せっかく狩った猪、時間がたてば内臓等が腐ってしまう。俺は、さっさと殺して、帰る事しか考えてなかった。
(化け物か?)
俺は、内心慌てていた。相手は一人だ、簡単に殺せると思っていた。だがどうだ十人いた手下が今は、三人だ。別に油断していた訳では無い。最初の一撃で普通死んでる筈なのだ、運良く急所を外れてたとしても激痛が襲い動きが鈍る筈である。
なのに、動きが一向に鈍らない。それ所か人を殺す事に全く躊躇がない。
(くそ。あれは、殺しに慣れた野郎の眼をしてやがる。俺がこんな所で死んでたまるか)
俺は、魔獣結晶を手に取り叫ぶ。
「おい。此方を見ろ。言いかこいつは魔獣結晶だ。此所で俺を殺せば、てめも道連れだ。解ったら武器を置け」
魔獣結晶と聞いた手下達が、此方を見てくるが俺は、小さく「ハッタリだ」と言って手下達を安心させる。
(今此所で手下達にホントの事を言えば、いざって時に生け贄に出来ないからな)
俺は、何時でも手下を殺せる様に、剣を構える。
(これで、奴も武器を置くだろう。そしたら女の前でなぶり殺しにしてやる)
そう思いながら、速く武器を置けと言おうとした時。手下の一人が倒れるのをみた。
「あっ……外れた」
何か相手が変な宝石を持って喋っていたので、剣を投げて当てようと思ったが、狙いがそれ違う男に当たってしまった。
「ナイフなら当たってたかな?まあ、狙ってたのと違うのに当たったから言いか」
剣は、男の胸に深々と刺さって入る。何が起きたか解らないのか?ボート倒れた男を見ていたもう一人を、首をナイフで斬り裂く。
(後、二人って……あれ仲間割れ)
残った、二人の方を見ると。頭と呼ばれていた、髭面の男が手下を背後から剣で刺し殺して入る瞬間だった。
「お頭?……何で?」
「てめえらが、使えないからだよ」
手下に刺した、剣を強引に引き抜く。手に嫌な感触と生暖かい血が浸く。おれは舌打ちしながらも、笑みを浮かべる
(これで、生け贄は十分だ)
俺は、勝ちを核心して叫んだ。
「これで、魔獣結晶の生け贄は足りた。俺を殺せばてめえも死ぬぞ。何今なら、あの女で許してやる。ささっと武器を置いて後ろを向け」
奴がどんな顔をしているか。興味本意で見た俺は恐怖で固まった。
髭面の男が、何か喋っている。内容なんてどうでも良かったが、あの女で許す。と言われた瞬間、俺の中で殺意が爆発的に拡がった。
「お前、楽に死ねると思うなよ」
俺は、尚も喚き散らす髭面の男の腕を切り裂いた。
その後は、一方的な戦いだった。髭面の男が何か叫ぶ度に少しづつナイフで切り刻んで行く。髭面の男が剣を降れば交わしナイフか、手で殴る。逃げようとすれば先回りして指や耳を削ぎ落とす。
何時間そうしていたか、気付いた時には、髭面の男は出血多量で死んでいた。
髭面の男を殺して気がすんだ俺は、帰ろうとした時。髭面の男が持っていた。変な宝石の色が違うのに気づく。
「あれ、こんな色だったけ?」
変な宝石は、いつの間にか白色になっていた。
「あれ、これ帰れないかも」
気付くといつの間にか、何かに囲まれていた。
「うわ~、夜になちゃった」
辺りは、真っ暗になっていた。
「もう、内臓系はきついか…レバー食べたかったな」
囲まれている事より、夜までに帰れなかったショックがでかかった。
「いいや。こうなったら質より量だ」
俺は、気合いを入れ直すと。囲んでいる生き物達に向かって走り出した。
その頃、真っ暗になった外を見ながら
「…お腹すいた」
一人の少女が、目の前に入る。ラットの尻尾を捕まえながら、呟いていた。
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