異世界転生そして死亡
小説家初心者です。
「くそ、何なんだよ。俺が何したってんだよ!」
叫びながら、横殴りにりに飛んできた丸太の様な棍棒を、見て慌ててしゃがんでかわす。
棍棒は、勢い良く横にあった大木を薙ぎ倒し10m程行ったところでようやく止まった。
俺は、その光景を見ながら若し、あれがあったっていたらと思うとゾッとしたが、直ぐに意識を切り替え棍棒が飛んでいった方向に走った。
何故、棍棒が飛んでいった方に逃げるのか?理由は、簡単だった。
棍棒が横から飛んでくると言うことは、相手に対して横向きに逃げている事になる。俺は、相手に対して直ぐに逃げていたはずが、いつの間にか、向きが変わっていたからである。
「何なんだよ、この森といい。あの化け物といい夢じゃないのかよ!」
ほんの一時間前くらいに、気付いたらこの森の中をさ迷っていたのだ、そしてあの化け物に見つかってしまった。
汗だくになりながらも走るのを止めず後ろを見てみると、今まさに、棍棒にたどり着き拾おうとしている化け物が見えた。
化け物の大きさは、6m~7m程度、肌は、灰色で筋骨粒々、人間の様に二本の脚と腕を持ち、二足歩行をしている。顔には眼が一つしかなく、下顎から猪の様な牙が二本生えていた。
そんな容姿からサイクロプスと言う魔物を思い出しながら、これが夢でない現実を噛み締めていた。
あの後、何れくらい走ったのか気が付くと辺りは暗くなり、数m先ですら見辛くなっていた。追いかけて来ていたはずのサイクロプスもいつの間にかいなくなっていた。
「ハア、ハア、…巻いたか?」
安心したとたん、脚から力が抜けその場にうつ伏せに倒れこんだ。
「あれ?…起きあがれない」
何度も起きあがろうとするが、体に力が全く入らず。少しづつ眠気が襲ってくる。
何とか一瞬だけ力を振り絞って仰向けになり。お腹に手を当ててみる。
「うわ…マジか…災厄」
手は、真っ赤に染まっていた、良く見ると手だけでなく服やズボン、も真っ赤に染まっており。流れ出た血は地面を赤く濡らしていた。
「痛いと思ったけどここまで酷いか」
最初にサイクロプスにあった際、サイクロプスは、三匹おり一匹が持っていた斧で切りつけられていた。極度の恐怖と興奮によって痛みが麻痺していただけだった。
「異世界に来たのに、冒険する前に死亡か…笑えるわ」
痛みと死ぬ恐怖と異世界にこれた興奮で、可笑しくなりながらも最後に、一言だけ言って俺は、主血多量で死亡した
「エルフや猫耳っ子見たかったな~」
俺の最後の言葉である
誤字、脱字、こうした方が良いよ。ここは、直した方が良いよなど色々なご意見募集中です。
タブレットからので、投稿遅めです。