よくある事故の《二章》
さて、豪華な部屋に置いていかれて10分程度たった。いや、待って10分だからだいたい8分程度か。よし、冷静になってきた。思い出せば焦ったのなんてトイレが我慢出来なくてトイレ目前でハッスルしたことくらいだ。なんとか冷静さを取り戻したところで、色々考えてみる。
まずはこの場所。どこの国だろう?装飾的にはイギリスっぽいな。でも言葉は聞いたこと無いやつだったし・・・
そんな事を考えていると、部屋の扉が開く。
「□□□!□□□□□□!?□□□□□□!?」
「ん!?ん!?」
入ってきたのは美しい髭をたくわえて豪華な服のおっさん。凄い剣幕で俺の肩をつかみ何か言っている。そんなことより、色々つっこみたい。
まず一つ目に、こいつは絶対医者じゃない。医者がこんな絢爛豪華な服は着ないだろう。
二つ目。このおっさんの眼。見とれるほど美しい青、いや、蒼か。
三つ目。ほんとに言葉が通じないし、聞いたこともない言語だ。
ほんとわけわかんない。
通じないのは承知の上で、言葉を返す。
「あの、ここはどこなのですか?何語です?」
「・・・・・・□□□□□?」
こちらも向こうもわけが分かってない。これはもうどうしようもないか・・・どうしようかな・・・
と、ここで
「やめなよ父さん。サクスは病み上がりなんだぜ?」
この場の全員が扉の方に顔を向けた。
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