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俺の夏休みLIFE!!

夏休みに入って1週間が経ち、そろそろ8月に入ろうとしている頃、俺は夏休みを謳歌していた。なぜなら...

「よっしゃー!夏休みの宿題終わった~」

そう、宿題を全て終わらせることに成功したのだ!こんなこと初めてだ。今までの人生から見ると快挙だった。(まぁ、そんなに多くなかったというのが実際なのだが...)

「これで夏休みは遊んで過ごせるぜ!」

宿題が終わったのだから遊んで当然だ。そして、俺がすることと言ったらもちろん、

「溜まりに溜まったラノベを消費してやる!」

そうなんだ...高校生になったからと言ってオタク止めた訳ではない。学校が終わると家で毎日更新されるアニメを見ていた。しかし...

「家でアニメを見るだけで時間が過ぎてしまうし...。とは言っても学校でラノベなんて読んでたら彼女を作ると言う目標が潰れてしまう...。」

俺が実はオタクだったと言うのがバレてしまっては元もない...。だから、この夏休みが都合がいい!ラノベの方がアニメより消費する時間がかかるので長い休日には丁度いい。

「よ-し...何から読もうかな~?」

どのラノベを何巻まで読んだかはメモをしていたので問題はなかった。しかし、どれも気になるところで終わっているため、何から読もうか迷ってしまう...。

「ん~......。よし、これから読もう。」

そう言って俺は1冊のラノベを棚から出して読み始めた。因みに、俺が持っているラノベは3桁を軽く超えている。夏休み中に全て消費出来るか少し不安だ...。



結局、朝から読み続けて5冊消費することが出来た。部屋の時計を見ると6時をまわっていた。

「そろそろ晩飯の準備するかな。」

そう思い部屋から出て台所に向かった。

「流石にこの時間から買い物に行くと晩飯の準備が遅くなるな~...。冷蔵庫に何か残ってるかな?」

冷蔵庫の中に何もなかったら仕方なく買い物に行くしかない。そう思いながら冷蔵庫を開けたが、幸いにも2人分の材料は残っていた。

「これだけあれば大丈夫だろ。明日、買い出し行かないとな...。」

今日は余り物で作ることにした。俺が作り始めようとしたとき、

「あっ、康太。今から作るの?」

丁度、鈴も2階から降りてきたみたいだ。

「私も手伝おうか?」

鈴がそう聞いてきた。

「じゃあ頼もうかな。」

断る理由なんてなかったので、今日の晩飯は2人で作ることになった。



ーー晩飯を終えてリビングでくつろいでいると、

「ねぇねぇ、今日、商店街で福引きやってたんだけどさ~。」

「へぇ~、そうなんだ...。」

「何その興味無さそうな返事!?」

「どうせティッシュかスポンジだろ?」

商店街の福引きなんてそんなもんだろ...。当たりなんて滅多に出ないだろ。当たったとしても商品券か何かだろ...。

「違うよ!!これ見てよ!」

鈴が小さな紙のようなものを突き出してきた。

「(やっぱり商品券か...。)」

と思っていた俺だったが、

「......ん??『オーシャン・リゾート』の招待券!?」

「そうっ!招待券が当たったの!!」

鈴が目を輝かせながら言ってきた。

「『オーシャン・リゾート』って確か...隣町に新しく出来たウォーターアミューズメントパークだろ?」

「そう!!」

何故か鈴が嬉しそうに返してきた。

そこで俺は『オーシャン・リゾート』についてネットで調べてみたところ、

「ふむふむ...。ウォータースライダーとか流れるプールとか色々あるんだな。」

「でしょでしょ!!」

「......。」

「えっ、何!?何でだんまりするの!?」

「逆に聴くが何でそんなに嬉しそうにしているんだ?」

「えっ...分かんないの!?」

「俺は人の心をよめないぞ。」

「心よまなくても分かると思うけど......。」

鈴が小声で何か言ったが上手く聞き取れなかった。

「何か言ったか?」

「はぁ~...、遠回しに言っても駄目か...。」

「何だよ??」

鈴が何を考えているのかよく分からなかった。こんなときに他人の心がよめたら便利なのになぁ...。

すると鈴が何かを決心したかのように、

「よし!康太、一緒に『オーシャン・リゾート』行こうよ!」

ーーーーはっ??

「えっ...、マジで??」

「マジだよっ!!」

いくらなんでも唐突すぎるだろ!!

「いやいや、お前、行くって言っても水着は?」

俺ら水着持ってないよな...?少なくても俺は持ってないぞ!ってか、高校生の男女がプール行くって...。

「ふっふっふっ......。そんなこともあろうかと新しい水着は買っておいたのだ!!」

「どこの科学者だよ!それにそこまで誇らしげに言うもんじゃねぇだろ!て言うかお前が水着あっても俺がないだろ!!」

俺が水着持っていないとなると、鈴は1人で入ることになる。そうなると鈴は諦めるだろう...。勝った!この勝負!!

そんなことを思っている俺だったが、

「だから買っておいたって、康太の分も。」

............マジで!?

「買っておいたって...嘘だろ?何かの冗談だよな...。」

「何でそんなので嘘つくの?」

ガーン......。本当だった。

「これで安心して行けるねw」

「マジかよ...。」

「たまには外に出ないと!夏バテするぞ!!」

折角の俺の夏休みがぁぁぁ!ラノベ消費日和がぁぁぁ!

「......にこにこ」

鈴が凄い笑顔でこっちを見ている。こっ、断りにくい...。

「はぁ~、仕方ない。鈴にはテスト勉強の時に世話なったからなぁ。」

「やった~!康太だ~い好き!」

「止めろ!大好きとか言うな!!」



結局、俺は鈴と『オーシャン・リゾート』に行くことになった...。しかも、明日。唐突にも程がある!何か俺、鈴に振り回されてないる気がする...。この先も振り回されるかな...。そんな不安を抱きながら『オーシャン・リゾート』に行くのであった。

まずは読んでいただき有り難う御座います。今回はやっと夏休みの話です。夏休みが終わった頃に夏休みの話をするのは少し違和感があると思います。次話はプールと言うことで、水着会です!これから話を考える上でとても楽しみです。そして、夏休み中に何か起こるのか!?康太は彼女を作れるのか!?そこをどうしょうか考えているのかところであります。

次話の更新はまだ考えていませんので遅くなるな可能性があります。ので、ご了承下さい。最後に、今回の話を読んでいただき有り難う御座いした。また、次話も宜しくお願いします。

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