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夏休み前の地獄~戦闘準備編②~

~テスト勉強最終日~


とうとう明日からテストだ。しかし、俺はまだ課題が終わっていなかった。今日も午前中から鈴の部屋で勉強会で、苦手教科を克服すると言うのが目標だ。

「今日は何から始める?」

と鈴が聞いてきた。鈴はこれと言って苦手教科がないので今日は俺が一方的に教えてもらうことになった。

因みに、昨日は、俺は国語と英語が得意と言うこともあり、鈴が分からないところは俺が教えることが出来た。が、今日はそうはいかない。

俺は数学・化学が壊滅的に苦手なので、この2教科を教えてもらう。

頭に詰め込むだけでも精一杯なのに...。

「じゃあ、数学からおしえてくれ。」

「おっけ~!」



ーーーと言うことで、午前中は数学をして今は昼飯の準備をしているところだ。すると突然、鈴が思い出したかの様にいきなり俺に言ってきた。

「そうそう!午後から友達来るから。」

ーえっ!?(;゜∀゜)

「ちょっっ、おまっっ...えっ??うちにか??何で!?」

「勉強教えて欲しいって言うから。」

「何で俺に言ってくれなかったんだよ!!そもそもいつ決まったんだ?」

一応、この家は俺の家なんだぞ!人が来るなら一言言ってくれよ...。そもそも鈴の友達が来るんだったら俺の居場所がなくなっちまうだろうが!

「昨日の夜、電話で話しててそう決まったの!別にいいじゃん。」

「いやいや!全然良くない!俺はどうすればいいんだっ!!」

鈴の友達がうちに来て勉強会をするなら俺の勉強はどうなるんだ?まさか...1人でしろと??確かに、一緒にするよりかはましだけど...。

「えっ?一緒にすれば問題ないじゃん。」

......鈴の口から最悪の答えが出た。

「マジかよっ!?そんなの俺1人いるだけで場の空気が気まずくなるだろうが!」

「大丈夫だよ!うちらと同じクラスの子だから問題ないって。」

...はっ!?

クラスメイト=友達、鈴の友達=俺の友達...

「っんなもんが通用するのは小学校低学年までだ!鈴がそう思っていたとしても、お前の友達がそんな風に思っているだなんて有り得ねぇだろうが!!」



ーしばらく鈴と口論をしていると、

『ピンポーン』

玄関の方からチャイムの音がした。

「おっ!来たみたい。」

おいおい!マジかよっ!?結局どうすんのか決まってねぇじゃんか!?どうする...どうしよう...。

「(いらっしゃ~い、上がって上がって。うちの部屋、2階だから。)」

「(スゲー!鈴ちゃんの家って意外と広いんだねぇ。)」

既に家の中かよっ!?マジでピンチじゃねぇかよ...。落ち着け、落ち着け俺...。

「取り敢えず、自分の部屋に行くか。」

そう思って鈴の部屋を出た直後、

「「あっ......。」」

丁度、階段から上がって来た(鈴の友達であろう)女の子と目が合ってしまった。

すると、その子が突然、

「鈴ちゃん!!ここに不法侵入の変態がいるよ!!」

「誰が変態だ!!見た目で判断するな!そもそもここは俺の家だ!」

「そんなの嘘に決まってるわ!このオタンコナスの変態!!」

何で俺は、こんな初めて会ったような奴にここまで言われなくてはいけないのだ...。

こいつ、まさか...、

「あ~、何やってるの美月ちゃん!」

そこに丁度鈴ともう1人の女の子が上がって来ていた。

「だって鈴ちゃん!不法侵入だよ!変態だよ!通報しないと!!」

「だから大丈夫だって!この人、同じクラスだし、それにこの家康太の家だし...。」

「えっ?そうなの??」

「さっきからそう言ってるだろ!人の話聞いてくれよ...。俺は藤宮康太だ。一応、同じクラスなんだが。」

「へぇ~、あなたが同じクラスの人かはどうでもいいけど、取り敢えずこの家はあなたの家なのね?」

「どうでもいいのかよ...。」

「まぁ、あなたの家に上がらせてもらうんのだから挨拶はしておかないとね。初めまして、私は姫島美月ひめじまみづき。よろしく、このバカっ!!」

「最後の一言は余計だろ!!」

やっぱり姫島美月だったか...。流石、うちの学年で1番のドSだな。

いきなりウジ虫って酷すぎるだろ...。

そんなことを思っていると、もう1人の女の子が近寄ってきた。

「どうも、遠堂凪えんどうなぎです。よろしくお願いします。」

「あっ、こっちこそよろしく。」

ついつい自己紹介してしまった。この女の子、遠堂凪も俺や鈴と同じクラスの子で、口調でも分かるように控えめで静かな子だ。学校でもクラスの女の子と話す訳でもなく、いつも読書をしている。

俺も話すのは初めてかもしれない...。



10分後、少しトラブルがあったが何とかテスト勉強を始めることが出来た。結局俺は、自分の部屋に避難することが出来なかったので鈴の部屋に集まってするこおになった。

「ねぇ鈴ちゃん、ここってどうやって解くの?」

「ん?ここはねぇ、ここにこの公式を当てはめて...。」

鈴は姫島に数学を教えているようだ。一方、俺の方と言えば、

「藤宮君、ここはどうすればいいの?」

「あ~、ここはこうやって......こうすればいいよ。」

遠堂さんに英語を教えていた。



そうやって俺達4人はテスト勉強に励んだ。明日からのテスト、頑張ろうっ!

お久しぶりです。前話からかなり間が空いての投稿になりました。今回はテスト勉強編②と、前話の続きでした。そして次話ではいよいよテストです!次話のテストは1話分にまとめようと思っております。その後、時期がずれてしまいましたが、夏休みへ突入としたいと思います。

最後に、まだ上手く書けていませんが長い目で見てください。最後まで読んで頂き有り難う御座います。

次話はいつ投稿になるかは予定はまだなのでご了承下さい。

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