夏休み前の地獄~戦闘準備編①~
6月も終わりにさしかかり、来週からは7月だ。7月に入るということは、そろそろ夏休みだ。彼女と一緒に過ごす夏休みに憧れていたが、残念ながら未だに彼女が出来ていない。意気込んでいた春が既に懐かしく思えてきた...。それでも、友達と楽しく過ごせれば文句はない!しかし、俺の高ぶっている気持ちをぶち壊すかのように奴がきてしまった。
ーーーそう、テストだ。
俺の通っている高校は2学期制なので夏休み前にテストがある。何とも恐ろしい追い討ちだ...。そして、テスト範囲も広いためテスト勉強のために4日間、学校が休みになるテスト休みと言うのがある。
そして、テスト休み2日目の朝、
「ヤバい(;゜∇゜)...」
俺は窮地に立たされていた。なぜなら、
「テスト勉強まっ......たくしてねぇ!!」
まずい......まずすぎる!
「この2日間家でゴロゴロしてただけじゃねぇか!何で俺は勉強しなかったんだ!!そもそも地道にコツコツしてればこんなことにならなかったじゃないか!!!」
俺は中学の時から勉強しようと思っていても出来ない人間だったのだ...。こんな風に喚いているが、実際には凄く後悔している。
ガチャ!
部屋の扉が開いたかと思ったら、鈴が立っていた。
「もう、さっきからうるさいよ康太!勉強に集中出来ないじゃんか!!」
どうやらさっきまでの俺の騒ぎが聞こえていたらしい。
「すまん、悪かった。気をつけるよ」
「大体、何であんなに騒いでいたの?いきなり発狂したくなったとか止めてよwww」
「俺はそんなにマジキチじゃねぇよ!勉強してねぇからヤバいんだよ。」
「へぇ~、そうなんだ。じゃあ、一緒にする?」
「へっ...!?」
予想外の返答だった。鈴が俺に勉強を教えてくれるだと!?確かに、鈴は俺より頭がいい。ってかクラス
の中でも上位に入るんじゃないか...。しかし、そんなことが有り得るのか?
「そんなことしたら鈴の勉強に迷惑だろ?」
「そんなことないよ。うち、テスト範囲の1/3は終わってるから心配しなくていいよ。」
ーーーマジかよ...。そう言えば、こいつ見た目は自由気ままな性格なのに何故か計画的に勉強するんだった...。でも、鈴に教えてもらえれば中々いい点数取れるかもしれない。そう思った俺は、
「じゃあ、頼もうかな。」
「しょうがないな~。じゃあケーキ奢りねw」
「マジかよ...。何で俺が買わないとーーー」
「あっそ...。じゃあ教えてあ~げない!」
「分かりました。買います!買わせていただきます!ですから教えてください、お願いしますm(_ _)m」
結果的には鈴に勉強を教えてもらえることになった。しかし、教えてもらえることには感謝なのだが...何だろう...この敗北感...。まぁケーキの1個や2個、我慢だ!
そして、俺は鈴の部屋に行った。
「勉強してないって、もしかして...全くしてないの?」
「うっ...。そう...です...。」
「1つも?」
「...はい。」
「う~ん...。じゃあ、うち今、古典と地理やってるからそれから潰していこう!」
「宜しくお願いしますm(_ _)m」
そう言うことで、俺の試験勉強はここから始まった...。
まずは、投稿が遅れたことをお詫び申し上げます。ごめんなさい!!先月の内に出すと言っていましたが、色々と忙しくて投稿している暇がありませんでした。投稿されることを待ちわびていた方は少ないとは思いますが、謝罪の一言とさせていただきます。
さて、今回は学生なら必ず通らねばならないテストの話でした。主人公は1年生のため高校での初テストになりますね。中間テストかな?そして、テストに近づいてから勉強すると言う人は少ないと思います。実際に僕もそうでした...。今回のテストの話は3つに分けて進めいてこうと思います。今回はテスト勉強の1回目と言うことになっています。
次話は、テスト勉強の2回目ということで進めていきます。出来れば今月中に投稿したいと思っておりますが、遅れる可能性がありますのでご了承ください。
最後になりますが、こんな作品を読んでくださり有り難うごさいます。次話も読んでいただけると幸いです。