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幼なじみで同級生

俺は重たい瞼を擦り、ゆっくりと目を開けた。カーテンの隙間から日差しが入ってきていた。時計を見ると、針は6時を差していた。

「(そろそろ起きて朝飯の準備しないと...。)」

そう思い、半分寝ている体を起こそうとした時、

「...?」

足元に妙な違和感があることに気が付いた。布団をめくると、

「っっっ!?!?」

俺はあまりにも衝撃的すぎて声が出なかった。なぜなら、

「何でお前が俺の部屋で寝てるんだよ!?」

早朝だと言うのに俺は全力で突っ込んでしまった。

そりゃあ当然だろ。何で鈴が俺の部屋の俺のベッドの上で寝ていんだ!?駄目だ...寝起きだから思考回路がついてこれない...。すると、突っ込みのせいか鈴が目を覚ました。

「フワァ~...。あれ?何で康太が鈴の部屋で寝てるの?」

「それはこっちのセリフだ!!何でお前がここで寝てるんだっ!?」

こいつ...寝ぼけてるのか?そうに違いない!

そう思って俺は、

「部屋をよく見てみろ。ここにあるのは全部俺のだろ。」

「ほえっ??」

鈴が惚けているような感じ返答した。

やっぱり寝ぼけてたのか...。

「お前、やっぱり寝ぼけ...」

「いつの間に部屋すり替えたの!?」

「......はっ?」

「......へっ?」

「そんなこと出来るわけないだろ!!」

こいつ...マジか...。寝ぼけすぎだろ!それともバカなのか!?何で朝からこんなに疲れないといけないんだ...。




結局あのあと、鈴を自分の部屋の前まで連れていって説明するハメになった。結果、それから30分後に朝食を食べ始めた。

「ホントゴメンって。こんなに謝ってんじゃん...。」

「反省してんのか?」

「してます...。」

本当に反省してるみたいだな。まぁ、俺もここまで謝ってるのに許さないほど鬼ではない。

「じゃあ、これから気を付けてくれ。」

「分かったよ!これからはちゃんと康太の許可をとってから部屋に行くねw」

「そう言う意味じゃないだろ!!」

「冗談だよ!wwwーでも一緒に寝たいのはホントだもん......。」

「ん?何か言ったか?」

「何にもな~い。」

最後の方は聞き取れなかったが、まぁいいや。




朝飯を食べ終わり、俺達は学校に行く準備をした。

「じゃあ、行くか。」

「うん!」

こんな風に毎朝一緒に登校している。鈴は社交的なので友達も多く、

「天条さん、おはよう。」「鈴ちゃん!おっは~」

などと声をかけられている。対して俺の方はと言うと、

「ねぇ、あの人って天条さんの彼氏?」「嘘っ!?マジで!?」「何か普通...。」

などと陰口しか言われていない。

何で俺だけこんなこと言われないといけないんだ!?俺が何をしたって言うのだ!

そんなことを思っていると、鈴が友達とスタスタと行ってしまった。

成る程...俺は1人で行けってことだね...。何か虚しいな...。

そう思っていると、

「よっ!康太。朝から元気ねぇな~。」

と後ろから声をかけてきたのは、同じクラスの羽瀬川真也はせがわしんや。中学の時から友達で1番仲のいい男子だ。俺は「(しん)」と呼んでいる。真は見た目も頭もそこそこいい。少し無愛想な態度をとっているが、悪い評判は聞かない。

「おはよう、真。」

「なぁなぁ、やっぱお前って天条と付き合ってんのか?」

「付き合ってるわけねぇだろ!!」

「そうだとしても、お前らほんと仲いいよな。」

「そんなことねえよ!ただの幼なじみだ。」

「けどよ~、お前がそう思っていても天条には違う風に見てるかもしらないぞ?」

「そんなわけねぇだろ...。」

そう、そんなこと絶対にないのだ。寧ろ嫌われていてもおかしくない...。あんなことがあったんだから...。

そんなことを考えていると、

「どうかしたか?」

「いや、何でもない。行こうか」

俺はそう言って誤魔化し、真也と学校に向かった。


そして、いつも通りの1日が過ぎていった。

まずは、第2話を読んで頂き有り難うごさいます。こんな駄作に付き合っていただき本当に有り難うごさいます。まだ2話と言うこともあり、内容はあまり上手く書けていないかもしれません。ですので、温かい目で読んでください。次話ですが、僕は結構気紛れですので更新はまだ未定です。しかし、来月には更新する予定ですので、この作品を楽しみにしている方には申し訳ありませんが、来月までお待ちください。

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