表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

俺の高校生活の始まり

俺、藤宮康太ふじみやこうたはごく普通の高校生だ。特に運動神経が良いわけでもなく、頭もいいわけではない。本当に普通なのだ。逆に言えばあまり取り柄がないととれるかもしれない。

中学時代の俺は、友達が少なかった。学校では教室で1人ラノベを読んで過ごしたり、家でもアニメを見て時間を費やしてきた。クラスメイトからは、「キモい!」などと何度言われたことやら。

今思うと悲しくなって来る...。

そして俺は決心した。高校からは普通の生活を送ろうと。



俺の高校での目標は、彼女をつくることだ!やはり、高校生活で1度は彼女が欲しいと思うのが当然だと思う。

しかし、現実はそう甘くなかった。入学してからと言うもの2ヶ月が経ったが、彼女が出来ずにいた。寧ろ女子と話す機会がない...。今日もクラスの女子と話すことなく放課後になってしまった。俺は部活動に入っていないため、放課後は何もすることがないので勉強をしている。

別に頭良さそう、とか言われたい訳ではない。

やはり、中学時代にもっと話しておくべきだった...と今更ながら後悔している。

そんなことを思っていると、

ガラガラガラ

教室の扉が開いたと思うと、

「やっほ~!康太、もうそろそろ帰らない?」

と俺に声をかけてきたのは、天条鈴てんじょうりん。俺の幼なじみで唯一気軽に話しかけれる女子である。

「もおぅ、勉強に付き合わされてるこっちの身にもなってよね!」

鈴が少し不機嫌そうに言ってきた。時計を見ると、6時を過ぎていた。

ヤバい...すっかり忘れてた。

何とか機嫌を損ねないようにしないと。

「悪いな。今日の晩飯はお前の好きなものにするから。」

「ホント!?やったー!!」

ほぅ、機嫌直してくれて良かった。



ここで、なぜ晩飯の話が出たかと言うと、俺達は同居生活をしているからなんだ。家庭の事情で鈴をうちで預かることになったんだ。うちと言っても両親は離婚してしまい母親と生活していたのだが、母親は他の場所で仕事をするため俺は少しでも負担を減らしてあげたかったので中学卒業からは1人で生活していた。つまり、今この状況は本当に俺と鈴と2人きりでの生活なのだ。最初聞いた時は俺も戸惑ったさ。

幼なじみとは言え、女の子と2人きりで同じ屋根の下で生活するんだぞ!?思春期の時だと、とてもじゃないが耐えられない。

しかし鈴は、「康太と一緒なら安心だね。」と言って、結局同居生活をすることになった。



その後、俺達は学校から出て夕食の用意をするのに家の近くのスーパーに寄った。

「今日の夜なにがいい?」

と俺は鈴に聞いてみたら即答で、

「ハンバーグがいいな。」

と言った。

「分かった。じゃあ今日はハンバーグな。」

そう言うと鈴が満面の笑みではしゃいでいた。俺には選択肢がないのに、そこまで喜ばれると少し照れてしまう。



買い物を済ませて家に着くと、2人で夕食の準備を始めた。勿論、食べるのも一緒だ。それが普通になってしまった。

夕食を食べはじめて直ぐに鈴が、

「美味しい~!康太大好きw」

といきなり言ってきたが俺は

「そうか、そりゃあ良かった。」

と普通に答えてしまった。

なぜ大好きと言われても驚かないかって?なぜなら、朝食と夕食の時に必ず言ってくるからだ!

ここまで毎日言われると馴れてしまう。(馴れって怖いな...)

俺の愛想のない返答に鈴がムスっとしてしまった。結局、その後は特に何もなく時間が過ぎていき、俺は自分の部屋に行った。

そして、そのままベッドに潜り込み、

「はぁ~、何で俺には彼女が出来ないんだ...。」そんなことを思いながらゴロゴロとしているうちに、意識が遠くなり俺は寝てしまった。

初めまして。友達に誘われて書いてみました。勿論、こんな風に小説を書いたのは初めてです。あまり上手く出来ていない部分もあるかと思いますが、温かい目で読んでくれるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ