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余命60年の私と余命8億年の君  作者: とりもち
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デートプランを決めよう


さて、昨日の夜に私はとんでもないことをしてしまった。

ロマンチックなムードでキスをしたいというフランの思惑に気付かず、普通にお月見を楽しんでしまったのだ。

一刻も早く挽回せねばなるまい。


(……というわけで。)


「フラン、次はどんなデートしよっか?」

「お嬢様と一緒ならどこででも。

 私はお嬢様と一緒に居られたら幸せです。」


今日は土曜日にする次のデートを決める日。

フランが喜ぶデートにするために、フランの考える最高のロマンチックを探るのだ。


なのでまずはひたすらジャブを打ってみる。

反応を見て、場所の目星をつけよう!


「次は水族館とかいいかもね。

 また一緒にお魚見たいな。」

「わ!水族館!!!

 ぜひ!!ぜひ行きたいです!!」


まずは水族館デートが候補ひとつ目。


「あ、でもプラネタリウムとかもいいかな。

 お星様も捨てがたい。」

「わ!それも素晴らしいですね!!

 ぜひ!!ご一緒したいです!!」


プラネタリウムも同じくらいの熱量。

2つ目の候補だ。


「あ、そうだ。そろそろコスモスも咲く頃だった。

 お花畑デートもいいかも。」

「お花畑!!ぜひ!!!ぜひです!!

 お嬢様とお花、絶対に似合います!」


3つ目も変わらず熱い。

駄目だ。

フランが私のこと好きすぎて全部楽しそう。


「では朝は水族館、お昼にプラネタリウム。

 夜にコスモス畑ですね。」


フランがカレンダーにさーっと筆を走らせた。

候補が全て通ってしまった。

デートプラン会議、終了。


さて、どうキスをしたらいいのかな……。

むずい……。

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