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王子様の寝言
それは本当に無意識だったんだと思う。
私の胸で眠る王子様。
いつもかっこよくてかわいくて。
尊敬する私の王子様。
そんな王子様が……。
「いなくならないで……。」
ただうわ言のようにそうこぼした。
どんな夢を見てるのか分からない。
でもその頬を伝う涙が、悪夢であることを証明していた。
だから私は決心した。
もう王子様に泣いてほしくない。
ただそれだけを願って。
勇気を出すのは明日の朝。
私は王子様を抱きしめて、瞼を閉じた。
それは本当に無意識だったんだと思う。
私の胸で眠る王子様。
いつもかっこよくてかわいくて。
尊敬する私の王子様。
そんな王子様が……。
「いなくならないで……。」
ただうわ言のようにそうこぼした。
どんな夢を見てるのか分からない。
でもその頬を伝う涙が、悪夢であることを証明していた。
だから私は決心した。
もう王子様に泣いてほしくない。
ただそれだけを願って。
勇気を出すのは明日の朝。
私は王子様を抱きしめて、瞼を閉じた。
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