表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
余命60年の私と余命8億年の君  作者: とりもち
15/332

始業式とフランにできること


4月7日の朝。

ガイダンスは13時から。

それまではいつも通りの朝を過ごした。

5時半にフランに起こされ起床。

6時に大家さんとみゆちゃんと一緒にラジオ体操。

それからみゆちゃんを連れて3人でお散歩。

部屋に戻ってフランとおしゃべり。



そろそろ行かなきゃかな。

そう思った時にフランが立ち上がった。

「そろそろお時間ですよ、お嬢様。

 準備はできております。」

私の鞄を持ってフランが私の手を引く。

しばらくはフランとはお別れか。

そう思って私はフランを抱きしめた。


「嬉しいですけど、遅刻しちゃいます!」

フランが手をパタパタとして私を急かす。

しょうがないから私はフランを解放した。

最寄り駅までの徒歩30分。

駅まで見送ってくれるのかと思ったらフランはそのまま一緒の電車に乗った。

しかも定期券。

毎日大学まで見送るつもりなのかな。

ちょっと、いやかなり嬉しい。


大学の前についた。

今度こそお別れ。

フランから鞄を受け取る。

だけどそのまま私について大学に入ってきた。

「あれ?フラン?」

私が尋ねると、フランは口角をあげてニヤリとした。


そこからは不思議の連続だった。

何故かフランのことを誰も気にしない。

フランの見た目は中学生くらい。

大学に居るのは誰が見てもおかしい。

私は1日中頭に?マークを浮かべながら過ごした。



「えへん」

家に帰るなりフランは胸を張った。

「えっと、どういうこと?」

その質問を待っていたとばかりにフランは語りだす。


「私の腕輪の能力です!

 私はどこに居ても不自然じゃないんです!」

そう言うとフランは自分の腕輪を見せびらかした。

前に私と小鳥が貰ったのと同じ形。

でも効果は少し違うらしい。


「私の腕輪の能力は全部で3つ。

 迷彩、思考追跡、透過です。」


「迷彩は不自然じゃなくする能力ですね!

 これがあれば大学に居ても可愛い子がいるなーくらいにしか思われません!」


「思考追跡はお嬢様の好きな本やお家を見つけた機能ですね!

 これはお嬢様と小鳥さんの腕輪と同じです。」


「透過は宇宙でより遠くに行くための機能です。

 星をすり抜けて遠くまで行けます!

 でもこの機能はもう壊れて使えないです……。」


「……つまりお嬢様とはずっと一緒です!」


フランは最後にそう締めた。

正直、フランにできることの全貌は分からない。

でもフランと一緒に過ごせることの喜びが勝った。

深く考えない。

それも私の長所だ。


「じゃあこれなら大学でも一緒だね。」

「はい!お嬢様とはずっと一緒です!」


こうして私の憂鬱はどこかへと飛んでいった。

明日からの大学もすごく楽しみだ。

更新のペースや分量など、なにか気になることがあれば教えていただけると幸いです

読んでくださること、すごく励みになってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ