宣言①
まだまだ暑さが残る中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は忙しすぎて全然書く時間がありません。
まだしばらくは月一投稿出来たらいいなって感じです。
目を開けることができない程の光が少しずつ収まってくるとあたりは喧騒に包まれていた。場所を確認するためにあたりを見回す。
「大丈夫ですかッ、みなさん!?」
瑞穂さんの声が聴こえると足音がひとつこちらに近づいてくる。
「「瑞穂?」さん?」
「皆さんが無事で良かったです。」
「あの、すいません瑞穂さん。ここって?」
「ああ、愛美ちゃん。ここは渋谷ダンジョンのベースキャンプよ。」
「私たち地上に帰ってこれました~。」
茜さんの言葉に僕たちは安堵する。
「そういえば、自分たちがいない間なにか問題はありませんでしたか?」
僕の質問に瑞穂さんが答える。
「ええ、調査に行った人員は無事に帰還しました。」
その言葉をきいて安心する。
「それで、帰還したばかりで申し訳ないんですが。通信機が通じなくなってから一体何があったんですか?」
日葵さんの質問に瑞穂さんがあたりを見回し少し考える。
「・・・すまないがここでは話せない。ギルドの応接室でお願いしても?」
瑞穂さんがタブレットに目をおとす。
「大丈夫です。そういえば、ギルドマスターも同席するそうです。」
~冒険者ギルド 応接室~
「帰ってきたばかりなのにすまないな。それで、ダンジョン内で何があったのかはなしてもらえるか?」
ギルマスの言葉に日葵さんがダンジョンのなかであったことを説明する。
日葵さんが説明しているときのギルマスの反応は段々と険しくなってしまっていた。
「たっく、面倒なことになったな。それで、そいつは一体いつ頃動き始めるのかわかるか?」
「いや、まったく。だけど、おそらく奴らが本格的に動き出すまでそれほどの時間はないだろうな。」
「はあ、一旦休憩しよう。」
ー日葵視点ー
「あ、翔君たち一回部屋から出てもらえる?出来れば、瑞穂も出てくれると。」
日葵さんにそういわれギルマスと日葵さんのふたりを除き部屋をでた。
「それで?わざわざ瑞穂まで部屋から出すだなんてなにがあった?」
表情が少し曇る。
「あれは、自称なんかじゃないかもしれない。」
「それはつまり?」
「近いうちに世界を巻き込む何かが起きる可能性が高いかもしれない。」
「ふむ、だがどうしてそこまで言い切れる?」
「少なくとも『HUMAN』のボスが普通じゃないのはたしかね。わたしたちSランク冒険者なんか目じゃないわ。あれは天災なようなもの、その存在がやることがあるといっていた。これがなにを示すかなんて想像にたやすい。」
「なるほど、だが・・・。いや、これからの話は翔君たちにも聞いてもらおう。」
「そうね。」
私がそういうとギルマスがドアの外にいる翔君たちを部屋の中に入るように促す。
ー日葵視点終了ー
「それで、今後の動きはどうしましょうか。」
瑞穂さんが問いかける。
「こちらとしても最大限にできる対策は行う。だが、相手がどう出てくるのかがわからない以上限界はある。」
「いつくるのかも分からないのも問題ね。」
「ん~。案外、すぐにくるんじゃないですかね。」
「あれ、タブレットが・・・。」
瑞穂さんがそういった瞬間、部屋のなかにあったテレビやスマホの画面にノイズがでる。そこには高天原命の姿が写っていた。
『初めましてだな人類諸君、私は高間原命といふ。私は貴様らのいふところの神といふ存在であり、すべての再生を主とする『HUMAN』のリーダーでもある。本日は貴様らに重要な知らせがある。』
そこで少し間を置くと性別関係なくすべての人類を魅了してしまうような妖艶な笑みをこぼす。
「一体何を話す気だ?」
『人類には滅びてもらう。』
その言葉に僕たちは言葉が出なかった…いや、正確にはこの世界に住むすべての人が僕と同じ反応になっているのだろう。
『一月後、世界中のダンジョンから魔物があふれ出す。地上は魔物に溢れ、絶望がすべてを蹂躙することになる。その時が貴様ら人類の最後のときとなるだろう。そのときまで精々醜く抗うがよい。』
その言葉を最後にあたりは静寂に包まれた。
いつもお読みいただきありがとうございます。もし誤字脱字がございましたらお手数ですがコメントにてお教えいただければ幸いです。
またこの物語はフィクションでございます。決して間に受けてはいけません。またいかなる実在する組織、団体、国家等とは一切関係ございません。
~次回 宣言②~




