始動する物語②
遅れました瑞使です。
そういうと日葵さんはもっていたカップを机において前かがみになりながら話し始めた。
「実は先日捕まえたあのフードの男に逃げられた。」
そういうと日葵さんはどこからかタブレットを取り出し画面を操作をしてからこちらに渡してくる。そこには暗い画面とノイズ交じりの男女の話声が聞こえてきた。しばらく画面を見ていると再生し終わったのかノイズが止まる。
「日葵さん、これは一体何なんですか。」
「それはフードの男を護送していた車の車載カメラの映像。重要なのはフードの男と思われる男ともう一人の男を助けに来たと思われる女の会話。」
そう日葵さんに言われた僕は会話を思いだしてみる。この会話の中で気になるのは『姫』と呼ばれる人物と『イレギュラー』と呼ばれている人物がいることだろう。そう考えていると日葵さんが話し出す。
「この会話をもとにギルドでは奴らの組織は当初の想定より大きい可能性があると判断した。また奴らが『イレギュラー』と呼ばれてる人物はおそらく翔君じゃあないかという結論が出てるの。」
「僕がイレギュラーですか…。」
日葵さんにそういわれ僕はどこか納得してしまうところがあった。あの時自分よりかも知名度があるはずなのに相手は日葵さんにそこまで興味を示さなかった。それどころか相手は自分を見て興味があるような顔をして、最初から僕が狙いだったみたいな。
「翔君そろそろ話してもいいかな。」
今まで黙っていた日葵さんは待ちくたびれたように話し始める。
「単刀直入に話すんだけどあなたたち冒険者ギルド直轄の学校に入らない?」
「学校?それは今通ってる高校じゃダメなんですか?」
「あなたさっきの話聞いてた?あなたはあいつらに狙われている可能性が高い。だからあなたかあなたの関係者にもう一度接触してくる可能性があるからよ。」
日葵さんにそういわれ困惑してしまう僕たち。叶美と愛美も困惑してした顔をしていた。
「あ、そういえば編入は一月後だから。諸々の手配はもう終わらせてあるからね。あとは制服の採寸はまた今度連絡を送るからよろしく。」
そう日葵さん言われていた僕たちはもう呆けるしかなかった。しかし急に愛美が我に返ったように日葵さんに抗議をする。
「いやよろしくじゃないですよ。接触してくるかもって叶美と私、、それに翔だって一緒の学校にもともと通ってるし別にギルドの学校に編入しなくてもいいじゃない。」
そう愛美が言うと今度は叶美が話し出す。
「そうですよ日葵さん。急にそんなことを言われても困りますよ。」
叶美たちが日葵さんに詰め寄っていると日葵さんがこまったような顔で話し出す。
「まあまあ、叶美ちゃんも愛美ちゃんも落ち着いて。制服可愛いのにしといてあげるから。あと…」
そういって叶美と愛美は日葵さんに手招きされると日葵さんの方に顔を近づける。
いつもお読みいただきありがとうございます。もし誤字脱字がございましたら申し訳ございません。
しばらくはまたこんな感じが続きます。あと更新頻度が上がるように頑張るであります。
~次回 始動する物語③~




