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君とまたあの世界でもう一度!  作者: 瑞使


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市ヶ谷ダンジョン④

うん、やっぱり自分戦闘描写苦手。

「遊び?」

「そうただの遊びだよ?だって面白そうなやつがいるんだもん。」

僕は日葵さんのほうを見ると日葵さんは額から汗を垂らしていた。

「翔君と愛美は私たちがあのフードの気を引いておくから二人とも逃げな。」

日葵さんはそういうと武器を構える。するとフードの人物は何か察したかのように言う。

「あれ~何か逃げようとしてない。まあ、逃がさないけどね。」

フードの人物がそんなことを言ったかと思えばものすごい勢いでこちらに近づいてくる。

「なに!?」

日葵さんが愛美の速さを軽く超える速さで迫ってくるフードに驚きフードから放たれた斬撃をギリギリのところで防ぐ。

(なんて重い攻撃なのっ!?それにさっきの一気に距離を詰めてきた時のあの速さ。本当に何者なの。)

日葵さんはフードとせめぎあっていたがついには日葵さんが耐え切れなくなり地面に叩きつけられてしまう。

「本当に滅茶苦茶ね。」

日葵さんが口元を拭いながらそうこぼす。

「やっぱりこっちのほうは大したことないね。で?お兄さんは戦わないのかな。このなかでお兄さんが一番つよいでしょ。お兄さんが戦わないならそこの奴らがどうするかわからないな。」

そんな事を言っているフード男のほうを僕はにらみつける。

「おお、怖い怖いそんな殺気のこもった目で僕を睨まないでよ。」

ん?殺気なんて僕はしてなかったんだけどな。

「君は一体何ものなのかな。」

「え~どうしようかな。姉さんにはお前の好きな時期にお披露目してもいいって言われてるけどな。ま、いっか。」

そういうとフードの男はもったいなさそうであり楽しそうな声で言った。

「僕たちは『HUMAN』。人類の進歩を目的とする組織だよ。そして僕は高藤たかとう みちる十傑の一人さ。」」

フードの男がそう名乗ったとたん日葵さんと叶美が驚く。

「なんだって(ですって)!?」

「あれ~おかしいな。僕が初めていったはずなんだけどな。」

「あなたのお仲間さんが少し前から名乗り始めていたのよ。まあ、この話は本来ギルドで混乱を避けるために機密扱いになっていたのだけれど。こうなってしまってはもう秘匿のしようがないわね。」

周りに目配せしながら日葵さんがいう。

「さてと。まあもうそろそろいいよねっ。」

そういった高藤は僕に向かってさっき以上の速さで突っ込んでくる。その斬撃を難なく受け止める。

「あは。お兄さんやっぱり強いね。なんでお兄さんみたいな人が埋もれてたんだろうね。」

「そんなこと知らないし興味ないよ。」

「ねえお兄さん。僕たちのところに来ない?お兄さんなら歓迎するよ。」

そんな会話をしながらも激しく剣で対抗しあう。

「お兄さんも楽しそうだね。」

楽しそう?

「あれ。もしかして気付いてなかったの。」

そういえば向こうの世界にいたとき、よくカティアに戦闘中に笑っているって言われてたな。苦しくも楽しかったころの懐かしい思い出に思わず笑みがこぼれてしまう。

「ああ、それじゃあ次で終わりにしよう。」

そう宣言した瞬間一瞬で勝負がついた。

「カハッ。」

高藤は腹を抑えながら膝をつく。

「なんで切らなかった。」

「なんでって僕に殺すつもりはなかったし。それに君はいろいろな情報をもっていそうだからね。」

そう僕が言うと日葵さんが野田さんに目配せをする。

「すまないが君を拘束させてもらうよ。」

「はあ、今はどうやっても逃げられないだろうからおとなしく捕まってあげるよ。」

そういうと高藤はこちらを見る。

「ぼくを殺さなかったこと必ず後悔することになるよ。」

高藤はそう言いながら連行されていく。どうやら僕たちよりも先にダンジョンから出るようだった。

「さてそれじゃあ私たちも撤収しましょうか。」

~同日 某所~

「そうですか。新たな星はこちらに帰ってきていましたか。それで満はどうしたのです珠代たまよ。」

半分ほど降りている簾の奥から妖艶な声が簾の前に跪いている珠代と呼ばれた女性に話しかける。

「はい。それが例の人物に負けた後拘束されたあと搬送されたようでして。ただいま、ほかのものに奪還に向かわせています。」

「全くあの子は。なるべく早く奪還しなさい。」

声の主は呆れた様な声で命令する。

「承知いたしました。」

こうして僕の地球での初めてのダンジョン攻略は新たな変革を波及させながら終わりを迎えたのだった。

いつもお読みいただきありがとうございます。もし誤字脱字がございましたら申し訳ございません。

そして、ようやく本編に入れます。頑張るマス。

                         ~次回 波乱の予兆 ①~

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