市ヶ谷ダンジョン①
今回からいよいよダンジョンに入っていきます。
僕たちがギルドで日葵さんとギルドマスターにあった次の日に日葵さんから連絡があった。なんでもダンジョン攻略の日付が決まったらしい。
「こんなに朝早くからごめんね。そう言えばダンジョン攻略の日付をつたえ忘れたのを家に帰った後で気づいてね。攻略は3日後に行うから現地集合でお願いね。」
そんなことを日葵さんに言われた僕は急なことに若干困惑してしまったが平静を保ちながら対応する。
「結構急なんですね。」
「そりゃあね、こっちとしてもかなり急な話すぎて日程を変更しようかと思ったんだけどどうにも日程の調整ができなくてね。だから申し訳ないんだけど当初の予定通りの3日後にお願いね。」
僕は日葵さんの言葉に了承をした後に電話を切る。
「お兄ちゃんどうしたの?」
「ああ、愛美。日葵さんからダンジョン攻略について連絡があったんだよ。」
「それで攻略は3日後になったんだよね。ところでお兄ちゃんはダンジョン攻略の準備はできてるの?」
「ん?準備ってなんで。」
準備か…そういえば向こうの世界では最初は確かに大きな荷物を持っていたけれどアイテムボックスを手に入れてから生活が冒険の旅ががらりと変わったな。懐かしいなあの頃は楽しかった。確かに苦しいことのほうが多かった。そんなことを考えていると妹の愛美から声を掛けられる。
「お兄ちゃん、かなり険しい顔をしているけど大丈夫。」
「大丈夫だからそんな心配しないで。」
そんなに顔に出ていたのか。
「お兄ちゃんは何かあるとすぐ顔に出る癖は昔から変わらないね。お兄ちゃんが行方不明になっていた間に何があったのかは無理やりは聞かないけど困ったときには私を頼ってよね。」
「ありがとうな愛美。」
やっぱり愛美は変わらないな。昔から周りの人の感情に機敏なんだよな。やっぱりあのことに関係しているのかな。まあでも愛美は覚えていないだろうから無意識にやっているんだろうな。
「まあ、準備は大丈夫だから愛美は気にしなくていいよ。愛美は自分の準備をしておいで。」
すると愛美は不満そうな顔になる。
「もしよかったらダンジョン攻略の後でもいいから一緒にお買い物に行かない。」
買い物か久しぶりに愛美と一緒に買い物をするのもいいかもしれないな。
「いいよじゃあダンジョン攻略の後に叶美も一緒に行こうか。」
愛美はさっきよりも不満そうな顔になってしまった。
「なんでそんな顔をしているのか知らないけどとりあえずダンジョン攻略について話し合おうか。」
僕が愛美にそういうと愛美は不満そうな顔をしながら話し合いを始めたのだった。
~3日後 市ヶ谷ダンジョンにて~
あれから三日後僕たちは市ヶ谷ダンジョンにきていた。
「わ~やっぱり人が多いね。」
「確かにな、それになかなかレベルが高い人が多いな。」
そんなことを話していると後ろから声をかけられる。
「やあ、翔君と愛美ちゃん今回はよろしく頼むわね。」
「日葵さん!」
「ええ、今回はよろしくお願いします。」
僕がそういうと日葵さんは不思議そうな顔をしていた。
「なんか荷物が少なくないか。そもそも装備以外ほとんど持っていないよね。」
「ええ、そうですね。そもそもそんなに荷物は必要ないですし。」
「いやいやそんなわけないだろう遠足じゃないんだぞ。」
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。」
「本当に大丈夫なら私からはもう何も言わない。」
そんなやり取りをしつつ日葵さんは苦笑しながら話を締めくくる。
「それじゃあいよいよダンジョンに潜ろうか。」
日葵さんがそういうと同時に僕たちはダンジョンに入っていったのだった。
いつもお読みいただきありがとうございます。もし誤字脱字がございましたら申し訳ございません。
次回から本格的に戦闘シーン入れていきます。
~次回 市ヶ谷ダンジョン②~




