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今日の晩飯は鶏肉に決定した

 今俺はダンジョンバトルをする為に相手のダンジョンに来ている。というのもマスター同士があってバトルを申し込めば離れた場所にあっても出来るらしい


「主よどれだけ歩くのじゃ? 我は足が痛いぞ」


 ドラゴンさんには一応護衛としてついて来てもらっている。赤スケさんも来たがっていたけどドラゴンさんが殴っていたので気絶しているだろう


「ごめんね、竜化して行けばすぐなんだろうけどこちらの手の内はなるべく見せたくないんだ」


「まぁ良いのじゃ、夫を支えるのも妻の役目なのだからの」


 はい、デレありがとうございます


「ところで、ガバノさんとリゼさんも付いてくるんですね」


「当然でよ、おでには見届ける義務があるんだな」


「少年、ダンジョンバトルを見ながら飲む酒は最高なのだよ」


 一人動機が不純だけど正直いるだけで心強い


「そろそろ、相手の屍鳥の谷迷宮につきますね」


 もう相手のダンジョンが目視できるが、来いと言ってきたのは向こうなのに出迎えに誰もいないぞ


「少年、あいつの派閥は糞が多いから気にしちゃダメよ」


 リゼさん……勝手に心を読まないでください


 そうこうしてるうちに入口までたどり着いてしまった。辺りはただの森だが中は谷に変わっているのだろうな


「まだ誰もいないですよね」


「いや、来たんだな」


 ビューっと一陣の風が吹くと二人の人影が現れた


「これはこれは遠いところからわざわざご苦労様でした」


 早速、タキシードを来たなんかキザったらしい緑髪の男が大げさに礼をしてくる


「呼んだのはお前なんだな」


「そうでしたね、いや失礼、最近忘れっぽいものでね。私はゲイル、そして彼が今回戦うガリウス君だよ」


 ガリウスと呼ばれた彼は鳥の獣人らしく顔に嘴、背中には翼が生えている


「おではガバノ、こいつは……レ」


「ーー名乗りなどいらん」


 この鳥男ガバノさんが話し途中に何を言い出すんだ?


「フッ、情けないつらだ、どうせ俺様の固有スキルの前では何も出来まい」


 人を見た目で判断するとは失礼な奴だな、まぁ笑顔で我慢だ……言わせておけばいいんだ



「ドラゴンさん、そんなに情けない顔かな?」


「いや、かっこいいと思うぞ!」


 ほらこう言ってるぞ、お前の目が腐ってるんだな


「こらこらガリウス君、言い過ぎですよ」


「すいませんゲイル様……おい連れにいい女がいるな、それを俺様に寄越せ、そうすれば命だけは見逃してやるよ」


 ん? 今なんて言った。一気に頭の線五、六本ブチ切れたぞコラ


「どうして主がこれから負けるそちに我を譲らなくてはならない?」


「俺様の固有スキルは名付け(ネームド)、つまり全てのモンスターが名前持ち(ネームド・モンスター)なんだぞ!」


 ぴいぴい、ぴいぴいうるさい奴だな、鳥だからか?


「それがどうした? 名前持ち(ネームド・モンスター)だろうと全部潰せばいいだけだろうが」


 たかが名前持ち(ネームド・モンスター)SSSランクのドラゴンさんの敵じゃない


「後で謝っても絶対に許さんからな! それと女待っていろよ、後でたっぷりと可愛がってやる」


 お前こそ待っていろ、羽をむしって焼き鳥にしてやる


「ベーなのじゃ!」


 ドラゴンさんがむぎゅっと胸を腕に押しつけてくる。いつまでもそのままでもよかったがそうも言ってはられないので離れてもらう


「御託はいいからさっさと始めようぜ」


「フン、俺様ガリウスはダンジョンバトルを申し込む」


「俺、レイルは受けて立つ」


 今、戦いの賽は投げられた

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