突入1
大会で遅れました。すいませんでした
俺たちは、非常に警戒しながら、破壊者ドムドム・ダーのダンジョンを探索していた
「そんなビクつく事ないでよ。他のダンジョンならいざ知らず、きっと破壊者のことだから宝箱がバカみたいに多くなっているだけなんだな」
そうなんだよな……入ってしばらくたって居るのだが、一回もモンスターを見ないのだ
代わりに、行き止まりと宝箱のセットがありえないほど多い、さっきから、俺たちは角曲がったら行き止まりで宝箱ってループを何回も繰り返していた
「……またなのじゃ」
今度の曲がり道も、行き止まりに繋がっていた。しかし今回は、宝箱の装飾が豪華で今までの、錆びたナイフや折れた杖のようなものではないものが入っている気がする
「じゃあ、開けてみるか?」
「ーーマスター、お待ちください!」
すこしわくわくしながら、手をのばしかけていた俺を止める声がする
「明らかに、罠の可能性が高いのですからここは勇者殿に開けてもらいましょう」
おいおい、いくらなんでもそれはないだろうよ? ブラードはレオに囮になれというのか
「レイル、いいんですよ。私のお願いで皆さんはここにきてくれているわけですからね。それに罠の類は恐らく私には意味のない事ですから」
なぜか、レオは宝箱の前で剣を抜いた。まさか、宝箱を叩き斬るつもりか!?
「ーー待て待て、中身まで切る気か!」
こっちを見て首をかしげるんじゃないよ。君がおかしいんだからな?
「勘違いをさせてしまったようですね。ーー黒騎死。これでよしと」
黒い靄がレオに絡まると鎧の形になっていく
「ーーグギャギャー」
「おや! これは……」
やはり罠だったようで、宝箱はミミックになってレオに襲いかかる。しかし……ミミックがレオに噛み付いた瞬間黒い斑点が広がっていき、ミミックの全身が黒く染まったとき、砂になってサラサラとかぜにふかれていった
「これは、かなり魔力を消費するので五分ほどしか使えせんが、大抵のものはさっきのミミックのようになりますね」
レオめちゃくちゃ強いじゃん!?
「ーーミミックの消えた所に何かあるのじゃ!」
カグヤが手に持っていたのは、ミミックの姿に似ている両手に収まるサイズの小さな箱だった
これからもよろしくお願いします




