俺はあの日あの時養殖を卒業した
……とうとう、ガバノさんがダンジョンを十五個くらい、軽く潰したときだった
「レイル、そろそろダンジョンマスターの相手をして見てもいいんだな」
ガバノさんの呟きを俺は、聞き間違いじゃないかと思ってしまった。だって、今まで本当についていくだけだったからな
「いきなり、どうしたんですか?」
「もう、レベルはかなり上がったでよ。でも、養殖した強さは本当の強さじゃないんだな」
「だから、実戦で力を慣らそうってことですね」
「勝てると、信じてるでよ」
この時までは、俺も勝利を確信していたよ。だって、ガバノさんが倒して来たダンジョンマスターよりレベルは上になってたからな……
「俺様はAランクダンジョンのマスター、二つ名は影渡よろしく《夜死苦》」
ーーAランクダンジョン!? 急にヤバイ奴じゃんか! ダンジョンマスターもガラ悪いじゃん
ガバノさんをちらっと見ると、サムズアップしてこっちを見ていた……分かりました。がんばります
「俺はレイル、ダンジョンのランクはまだ無い」
「……ププ、マジかよ。ダンジョンバトルをしらないんでちゅか? 何も知らない初心者くんには丁寧に、体に教えてやるよ」
ランクは、危険度を人間が付けるから、まだ噂にもなっていない俺のダンジョンは当然ランクが無いわけで、でもバカにされたらムカつくわけで……結論、覚悟しろよ?
早速、腕をオリハルコン化して、殴りつけるも影に隠れられてしまって、大きくバランスを崩して転んでしまう
「レイル大丈夫かの?」
カグヤが走りよってきてくれた。可愛いな
「バーカ、だせえな。俺を捕まえてみろよ?」
カチーン、頭に来た。舐めやがって……影に潜れるからどうした。要は影が、無かったら何にもできない欠陥スキルじゃないか
「カグヤ、このフロアの光を奪えるか?」
「暗黒魔法を使えば簡単じゃ」
「じゃあ、奴が影に潜ってから頼む」
「分かったのじゃ」
再び、殴りにいくが、今度も当たる瞬間に影に入った。今だ!
「ーー暗転」
辺りの光が消えて、影ではなく完全な闇に変わる。影じゃないなら……
「どうして、出てきちゃったんだよ!」
まぁ、当然、潜れなくなって出てくるよな? そのまま慌てて焦っている相手の顔面を鷲掴む。そして、手と壁で頭をサンドイッチしてやった
ーー影渡を略奪しました
へっ、汚ねぇ花火だぜ……決まった
最近、ブクマがガリガリ剥がれました。作者のSAN値もガリガリ削れました。このままじゃいけませんね。もっといい作品作らなきゃ……明日から




