ギルマス奪還編5
ギィーと重厚な扉を開けると、厳つい人相や逞しい肉体を持つ男達が酒を片手に大騒ぎしている
「うるさいの、我はむさい男は苦手じゃ」
カグヤさん、挑発しないの、女に飢えてる狼達の前でそんなに密着しない。胸をくっつけない
「マスター、どうしますか? みたところ弱そうで役に立ちそうもない連中ですが」
ブラード、お前もかぁ! そんな挑発したら……俺たちの前に影がさす。視線を上げると青筋を浮かべた、筋肉隆々おじさんが立っていた
「おい、坊主、入り口で何ごちゃごちゃしてやがる。ここは、お前みたいな、ひょろい奴がやってけるとこじゃねぇ。それに今は時期が悪いんだ。帰ってくれ」
失礼な事を言っては、いるが難癖をつけに来たわけではなさそうだ。だが俺にも目的があるから引くわけにはいかないんだ
「俺はソニアを止めに来たんだ。すまないけど通してくれないか?」
周りで静観していた連中からも、殺気が飛んでくる。カグヤとブラードには手を出さないように目配せをしておく
「てめえ……国の犬か、悪いがお嬢の為に死ね」
目の前の筋肉隆々のおっさんがいきなり抜刀してくるーーねぇ、対話は無いの!? 振りかぶった一撃は魔力を帯びており、こちらを確実に殺そうとしている事、そして、かなりの実力者である事が伺える。だが例え、岩をスパッと切るような一撃でも、俺には効かない……ガキーンと相手の獲物が折れてしまう
「なんで、切れてねぇんだよ!」
周りも、岩切の一撃が効いてないだのと騒がしくなる
「一体なんの騒ぎだ! カールおじさん、酒は慎めと言っていただろう。騒ぎを起こしたのはどいつなんだ……お前は!」
「よう、さっきぶりだな」
フレンドリーに手を振ってみるが、ソニアはたいそうお怒りらしい、カツカツと歩いてきたと思ったら……ぶん殴られた
「ーーっい」
そりゃ生身で、オリハルコンを殴ったら、そうなるわな。おいおい、そんなに涙目でこっちを見ないでくれ
「それで、止めに来たとは、どうゆう事だ? 私は襲撃をやめるつもりは無いぞ」
「もし、勇者がいるとしてもか?」
周りが騒がしくなる、それも仕方が無い、なんせ勇者といえば、人外と言っても過言では無いからな
それに、ソニアはありえないとかぶりを振っているが、実際ありえない話では無い、神敵であるダンジョンマスターと、深い関係になっている女、それだけで勇者が出張ってくる、理由になるはずだ
「もし、居たとしても、潔く死を選ぶだけだ」
生き方としては、かっこいいのかもしれないが、こちらとしては、死んでもらっては困るのだ
「じゃあ、俺も襲撃に参加する。ダメとは言わせないぞ」
「お前が参加する理由は無いだろう!」
そうか……理由があれば許してくれるのね
「可愛い子が、死にそうなのをほっとけないってとこかな?」
これは、本心だ。俺は、ソニアほど綺麗な人は見た事が無い
「ーーわ、わ、わたしが、か、かわいいなど騙されんぞ! でも、力になってくれるというなら、しょうがなゃいな」
ソニアの顔が、一気に真っ赤に染まると、はにゃはにゃと呂律が回らなくなっている
「じゃあ、決まりだ。これからよろしくなソニア」
キャラクターを沢山使っての会話は難しいですね。早く頑張って、出来るようになりたいです
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