ギルマス奪還編3
遅れて申し訳ないです
俺たちは、湯気の立つ豪華な食事を前にして、非常に気まずい空気になっていた
「それで、誤解と仰っていましたが、何がどう誤解なのでしょうか?」
ソニアの視線は、見る者の心臓を凍らせそうなほど冷たい。そうゆう趣味の人になら喜ばれるかもしれないが、俺はもちろん、ギールさんにもそんな趣味はないだろう
「ソニアちゃん、俺と君のお母さんのアニータは、ちゃんと愛し合っているし、正式じゃないけど結婚式だってダンジョンであげてるんだ。それにほら君の写真も沢山持っているんだ」
ギールさんが、懐から出したのは沢山の写真だ。赤ん坊の頃から現在の18歳頃まである
「愛していたと…… 」
「そうだ。俺は君たちが大切なんだ」
「ーーなら、ならどうして? なんで会いに来なかったんですか! 母と一緒に暮らそうとしなかったんですか」
ソニアは弾かれたように、叫ぶ。それは今までの寂しさの爆発のようにも感じる
「それは、カミラがいて、こっちに来ると色々、危険が有るから」
「こんな時に、違う女の話ですか? 最低です。レイルさん、わざわざ母の為に来てくださってありがとうございます。ですが、私はギルドの皆がついているので父の力は借りません。では、これで」
「待って! カミラは別に俺の女じゃないからぁぁー」
ソニアさんが、出て行った後、ただ一人ギールさんね啜り泣く声が響く
「最低じゃな、同じ龍族として、嘆かわしいの」
カグヤはなかなか辛辣だが、出会って間もないが、こんなギールさんは、俺も見たくない
「……ギールさんは、これで良いんですか? もしも、敵が強かったら、ソニアさん死にますよ?」
「ーー良いわけないだろ! でも、ソニアちゃんが来るなって」
まったく……鼻水まで、垂らして本当に序列四位のダンジョンマスターなのかと疑いたくなる。腕だけ、オリハルコンに変えて、思いっきりぶん殴ると、ギーンと金属音が響く、何故かこちらの腕のほうが痛い
「寝言は寝てから言ってください。俺には、もう父はいないらしいので、分かりませんが、俺は、父親は子供を何としても守る者だと思いますよ」
むかつく事に、無傷なギールさんが眼を大きく開き、時が再び動き出したように、ニタリと笑う
「何を迷ってだんだろうな、俺は龍族の頂点に立つ男だってのに、気に入らない奴は殺す。守りたいもんは護る。それだけだってのに、ありがとなレイル、やっぱり、俺はお前の事好きだぜ、序列四位を殴ろうなんて新人、お前ぐらいだわ」
「どういたしまして、オリハルコンで殴ったのにこっちが痛い思いをしましたよ」
「俺の体表はオリハルコンなんかより硬い鱗で覆われてるからな。で影で動くとして、これからどうすればいいんだ?」
「大丈夫です。任せてください」
もう、手は打ってある。そろそろ報告が来るはずだ
「マスター、この件について、調べてまいりました」
ブラードがスゥーと、背後に現れる。さて、悪を狩るとするか
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