名付け祭り
どうも、レイルです。今、俺は人生最大の難題を叩きつけられています。プロポーズ? 強大な敵に立ち向かうこと? いや違う……それは名前を考えることだ
名前……その人の全てを決めると言っても過言ではない
母は俺のレイルという名を考えるのに一体どれだけの苦労をしたのだろうか? ダンジョンマスターになった今、もう会うことはないかもしれないけどな
「みんなに伝えたい事がある。これから名付け式をします」
どうしたのだろうか? 一瞬時が止まったかの様になると、次はみんな口をあんぐりと開けて、体をガクガクと震えさせている。しかも、目からは涙が止めどなく溢れている……いったいどうやって涙が流れているのか実に不思議である
「よ、よろしいのですか? 名付けには膨大な魔力が必要であり、ダンジョンマスターになって日の浅いマスターでは命の危険もあるはずです。それも、我々全員ですか!」
赤スケさんが代表して言うと、みんな頭蓋骨が外れるんじゃないか? という勢いで首を縦にふっている
名前よりも俺の体を労ってくれるらしい。やはり持つべきものは優しい仲間だな……そんな仲間だからこそいい名前をつけてやりたい
「まずは、赤スケさんだ。ブラット、ブラッード、ブラード。うん、よし赤スケさんはこれからブラードだ。よろしくな」
名前をつけた瞬間に光がブラードを包み込む
「ほう、存在進化じゃの、我はしなかったがこやつはする様じゃな」
カグヤがこの光の正体を教えてくれる
「ーーマスター、私は人化を覚えた様です。これが肉体の感覚なのですね。不思議な感じがします」
処刑人のマントを羽織っているため、裸ではないが肉体は細いながらも鋼の様にたくましい、唯一スケルトンであった頃の名残は顔につけた真っ赤なドクロの面だろうか
「このオーラ的に、推定ランクSSじゃろうか? なかなかじゃな……もう、これでは一発ではきぜつしないかもしれないのぉ」
ブラードは床に膝をつくと、臣下の礼をとる
「私の全てはマスターの為に捧げます」
頼もしいものだ……ただ、カグヤが、ボソリと呟いた恐ろしいことは聞かなかったことにしたい
「次はスケルトンジャイアントにはタイランの名を授ける」
「スケルトンナイトにはアーサの名を授ける」
「スケルトンソードマンにはカイルの名を授ける」
「スケルトンメイジにはプリムラの名を授ける」
「スケルトンの四人にはガガ、ギギ、ググ、ゲゲの名を授ける」
赤スケさんの様に存在進化こそしなかったが、みんな一回り以上ステータスが上昇している。これでかなり戦力の底上げが出来たと思う
「カグヤ、ブラードには俺とギルマス救出作戦に参加してもらう、他のみんなにはダンジョンの守備を任せたい」
ギールさんも一緒だからな、恐らく何も無いと思うが……俺はなんとも嫌な予感が拭えないでいた
おまけ
レイル
クラス ダンジョンマスター
レベル 15
略奪スキル
剣術Lv1
筋力上昇Lv1
鑑定
再生
完全金属体
名付け
固有スキル
略奪者
絶倫
カグヤ
クラス 暗黒魔導師
レベル36
スキル
暗黒魔法Lv6
固有スキル
人化
竜魔法
二重詠唱
ランクSSS
ブラード
クラス 拳闘術師
レベル25
スキル
格闘術LV5
縮地LV4
固有スキル
人化
吸血手
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次回より二章に入ります。これから宜しくお願い致しますm(._.)m




