終わりの始まり
前の作品完結してないじゃないか! すいません書きたかったんです(笑)
ここは数あるダンジョンの一つ。楽に倒せるスライムしかでないため新人冒険者に人気になっている
ーードス! パキッ
「ピギイイイー」
スライムの核にナイフを突き立てる。こんな作業も慣れたもので、素早く落とした物を拾い上げる。ドロップしたのは瓶に入った青い液体だ
「またブルースライムゼリーかぁ」
俺はFランク冒険者のレイルだ。日々スライムを狩ってはなんとか糊口をしのぐ新人冒険者である
「俺が面倒見てやるから来いって言うから来たのに」
俺の叔父さんはここの迷宮都市では圧壊って二つ名で有名な冒険者だったんだけど……
「死んじゃうってどういうことだよ叔父さん」
叔父は村唯一の冒険者になった人で村に帰ってきた時にはいつも遊んでくれた。
俺は叔父さんの豪快な性格が好きだった……いつもしてくれる冒険談や下ネタが大好きだった。
口癖はいつか一緒に冒険しようぜだったな……受付の人にきいた最期は、新しく発見されたダンジョンでワイバーンの群れから仲間を守るために囮になって死んでしまったらしい
「今更村には帰れないんだ。絶対に一山当ててやる」
引き留める声を無視して見栄を張って村を出てきた以上、もう出世して帰る以外は恥ずかしくて出来ない
ズルズル、ズルズル 。御来客だ。この音は冒険者ではなくスライムだな
「へ? 金色のスライム!」
「ピギ?」
金色かぁ……お金になりそうだぁとか考えてる場合じゃない。馬鹿でかい金色のスライムは俺を食おうと俺を追いかけてくる
「ピギピギ」
「やばいやばい、スライムの亜種か?」
俺は冒険者になったばかりで最弱のブルースライムしか倒せないんだぞ! 亜種なんて無理だ
「追いかけてくるなぁぁぁー」
道を曲がろうとも、分かれ道があろうともどこまで逃げても諦めてくれない、しかも何故か他の冒険者に会わないのだ
「えっ行き止まり」
しかも運の悪い事に行き止まりに当たってしまった
「こんな終わりありかよ…… 」
俺の視界いっぱいにスライムが広がると俺を呑み込んだ
強奪ものを書いて行きますがまだそんな描写は出てきません。制約などもしっかりしていきたいです。
感想、アドバイス涙が出るほど嬉しいです