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プロローグ

たー氏が手がけるBloody Contractorの外伝を私、Carmillaがまた書かせてもらいます!

前回の外伝を読んだ方の中で満足いただけた方はぜひ読んでみてください。

もちろん新規の方も時間のある時チラッとよろしくお願いします。

「ここは……もう終わりだ。他の被検体も死に。残されたお前だけでも……」

誰かが俺に……話しかけて、いるのか?

俺はいったい誰で、何のために。

「この未完成の空間移動装置でお前を別の世界へと飛ばす……。」

別の……世界?俺は何も知らない。

自分の名も、存在理由も、作られた意味も。

そんな状態で未知の世界へと転送されるのか?

「いいか?起きているか、聞こえているか。わからないが、お前の役目は北見翔也(・・・・)という人間を殺すんだ。」

北見……翔也。

それはいったい。

人間の……北見翔也を、殺す。

それだけはしっかり覚えよう。

「あっちゃぁ、逃げられた。まずいなぁ。どしよっかね。別の世界に飛んでくれたのは良かったけど、私が戻るまで気をつけてね……翔くん(・・・)。」


───これは朝宮 空が帝国幹部たちを大量に殺し。

その後、再び北見翔也の前に現れる少し前の物語。


北見 翔也を狙う一人の男の……命と魔力を持った兵器の物語。

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