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おいで、全てを捨てて踊りましょう

作者: 茶宮 月姫

さぁ、おいで

怖がることなど何もない

すべてを捨てて踊りましょう

苦しいことがあったのかい?

つらいことがあったのかい?

悲しいことがあったのだろう

でももう良いよ、もう大丈夫

僕と一緒に踊り狂おう

キミの気が済むまでお供しよう


いやいやお嬢さん

だけどそのままではいけません

金も地位も欲望も

すべて、すべてを捨てるのさ

踊るためには重りはいらない

ただキミの魂だけを

それ以外は不必要

何もなくなったキミは

それは楽しく踊り狂うだろう


月のない真っ暗な闇のなか

月明かりを頼りにキミは踊る

キミの手をとり、口づけし

月のない夜を踊り狂う

やがて疲れたキミの魂は

見えない月の沈む頃

僕のビンに収められた


狭くて苦しいビンの中

キミは出たいとひたすら願う

いつしか願いは行動に

強く大きいキミになる

よく頑張ったね、そう呟き

僕はビンの蓋を開ける

けれどキミの魂は

まるで突然放られた鳥籠の小鳥

キミは僕のもとからは離れられない


今宵のメインディッシュに胸が高鳴る

大丈夫、心配しないで

キミはずっと僕のもの

僕の一部となっていく


さぁ、おいで

怖がることなど何もない

すべてを捨てて踊りましょう?

ここまで読んでくださったあなたに心からの感謝を。

「時空を超えて」に繋がるところがあるので、

もし気に入ってくださったらそちらにも遊びに来てくださると嬉しいです。

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