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一話

文法がめちゃめちゃだったり、誤字脱字や漢字の間違いが多いと思いますが、暇つぶしにでも読んでもらえたらありがたいです。

俺の名前はそう。歳は16。

どこにでもいるただの高校生。

今俺は学校が終わり、家に向かって歩いている。夕日は沈み、ちらちらと星が見え始めていた。




しばらくしてマンションに着くと、キッチンでエプロン姿の少女が夕飯を作っていた。


「あっお兄ちゃん、おかえり☆」


「ただいま」


こいつは俺の妹で、名前は夕華ゆうか。かなり整った顔をしていて、髪は少し赤みがかっていて肩のあたりまでのばしている。兄の俺が言うのはなんだがけっこうカワイイ。モテるはずなになぜか彼氏がいない。たぶんこいつに告白されたら誰でも付き合うだろうと思う。






妹の話はこれくらいにして俺は部屋に入った。服を着替え、ベランダに出てみる。空に星をばらまいたようだとはこのことだろう。まさに満天の星空だ。おれは暇な時よく空を眺めるが、こんなに綺麗な夜空も珍しい。


俺は星を眺めながら夕飯ができるのを待っていた。


その時、一つの星の光が光った!!


「っ!?」


光ったと思ったと同時に俺の頭を激しい痛みが襲った。俺はあまりの痛みに頭を抱えながら膝をつく。意識がどんどん遠退いていく中で、俺は目の前に誰かがいることに気が付いた。だが、あまりの痛みに動くことが出来ない。


「おま…え………だれ……だ……?」段々視界が狭くなっていく。


「だ、だ…い………ぶ!?」


なにか言っているようだが俺の耳には届かない。そこでおれの意識は途切れた……。









気がついたら、俺はベットの上で仰向けに寝ていた。

俺は気絶してたのか……


体を起こし、まわりを見渡す。勉強机、漫画本だらけの本棚とコンポ、真ん中に丸テーブルなどがあり、いつも通りのシンプルな部屋だ。

 特に変化のないことを確認したおれは、痛みがまだ残っているみたいだ。


「さっきのは一体なんだったんだ…?」


そんなことを考えていると布団の中になにかがいることに気付いた。

俺が布団の中をのぞくとそこには俺と同じくらいの女の子が寝ていた。


……




バサ



少しの沈黙の後すぐに布団をもとに戻す。


い、いまのは、み、見間違いダヨナ…


おれは、すごい量の冷や汗をかいていた。恐る恐るもう一度布団の中を覗く。



……



やはり布団の中にいるのは少女だった。髪はすこし青みをおびた黒で、背中のあたりまで伸ばしている。顔は暗くてよく見えないが、かなりカワイイと思う。


なんでこの子はおれのベットの中にいるんだ??………まさか……いや…おれに限ってそんなことはない……はず………でも、あれ以外に二人でベットにいることなんて…………てことは俺はやっちまったのが………でも記憶がねえ………


「あのぉ…」うるせぇな……今大変なんだよ…………知らぬ間に大人への階段を駆け上がっちまったかもしんねぇんだよ……よりによって記憶がないなんて……人生最大の失態だ……ほんとさい


「あのお!!」


俺は、誰かに声をかけられやっと正気に戻った。声をかけてくれたのは、ベットの中にいた少女のようだ。

「大丈夫ですか?」


「あぁ、まだ少し頭は痛いが大丈夫だ。それより一つ頼みがある。」


「なんですか?」「ベットから出てくれないか?」


少女は、黙ったままベットからおりて、俺の方をむきながら小さな丸テーブルの横に座った。俺はベットの上に座り少女の方を向いた。


「さてと、君はだれだ?」

「はじめまして、私の名前はシル、シルエ・フォールスタです」


「よろしく。俺は蒼っていうんだけど君は、なんで俺の部屋にいたんだ?」


「それは蒼さんが…」


「やっぱりおれは君になんかしたのか!?やっぱりやっちまったのか!?」


「契約者だからです」


「契約者?」


「はい」


「契約ってなんだ?」


「簡単に言うとあなたの願いを叶える代わりに、私の願いを叶える手助けをしてもらうってことですね」


「ふーん、そうか。でも俺には契約とかどうでいいもなぁ〜」


「えぇ!?どんな願いでも叶えらるんですよ」


「願い事かぁ…………ないなぁ」


「えぇ!!じゃなんで契約したんですか!?」「俺は契約なんかしてないぞ」


「そんなはずないです!蒼さんの左手をみてください」


「うぉ!?なんだこれ?」

俺の左手には見たこともない紋章のようなものがあった。


「それは契約の印です。それがある間は私はあなたのそばにいることになります」


「えっ、マジで!?トイレとか風呂もか?」


「………そ…それがお望みなら…」


シルエは顔を真っ赤にしながら言った。


か、かわいい!!


「じょ、冗談だよ!」


「で、ですよね。ふつつか者ですがよろしくお願いします!」


シルエはそう言いながらペコリと頭を下げた。

「こ、こちらこそよろしく」


「私はどこで寝ればいいでしょうか?」


「そーだなぁ…………って、ここに住むのか?」


「はい!」


「俺の家に?」


「はい!」


「えぇぇぇぇぇぇ」


バタン!!


「お兄ちゃん、どうしたの!?」


「「あっ」」しばらくして今俺とシルエはリビングに正座させられ、尋問を受けている。

夕華は腕を組んで仁王立ちしている。顔は笑顔だが、全身から怒りのオーラのようなものが滲み出ている。


「お兄ちゃん!!これは一体どういうことなの!?」

夕華のドスの聞いた声が聞こえる。


夕華恐ぇ〜〜〜!!


「こ、こ、これはなぁ……そのだな…………えーと………」


くそ………どうやってごまかす!!……なんかいい考えないか!?…考えろ考えろ………


「はじめまして!!今日からここに住むことになりましたシルエ・フォールスタです。よろしくお願いします!!」


おい!火に油を注ぐようなこというなよ!!


「こちらこそよろしく…………えっ!?ここに住むってどういうこと!?」


「蒼さんの家に住むってことです♪」


あーぁ!とうとう言っちゃったよ!もう俺死んだな…

「最後に♪つけてんじゃないわよ!!!」そこぉ〜〜〜!?そこ怒るところじゃないだろぉ〜!

「ダメでしたか?」


「別にいいよ!それよりなんでお兄ちゃんの家に住むことになったの?」


あっ!そこは怒らないんだ!!


「それは蒼君が大切な人だから……(照」


そうやって紛らわしいこと言うなよ


やっと消え初めてきていた夕の殺気がまた息を吹き返し、今度はおれに向けられた。


「ふーん、そうなんだ〜。私だけじゃなく楓さん達もいるのにねぇ」


「ちょっとまて誤解だ!」

「もうダメ!!許さないから!!」


ボコッ







次の日の朝、夕華のストレートを顔面に喰らった俺は、その後の記憶がなかった。

読んでもらいありがとうございました。またよ読んでもらえると有り難いです。

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