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一生懸命、全力疾走
君の腕を掴んだまま、僕は走った
君の返事は聞いていない
君はどんな顔をしているだろう
振り返るのが怖い
どこまでも 駆け抜けていく
船に乗ろう
君の腕を掴んだまま
海まで全力疾走
君も走ってくれているなら
嫌ではないのだろうか
答えは分からない
聞かなくていい
船は僕たちを歓迎する
待っていましたと
僕たちのために存在していた
「どこに行くの?」
君は足を止めて僕に問う
「君も知っている場所だよ」
僕は君の瞳を見つめる
群れの中で輝く
君が勇気を出して飛び込んだ
誰もに気づかれないように
逃避行
これは何回目?
始まりはいつで
終わりはあるの?
「そうだね、かえろうか」
君は笑った
読んでいただき、ありがとうございました!